得意、不得意
昨日はNYダウが遂に史上初の20000ドルを突破しました。
トランプ氏の政策の一つである、公共事業をがんがん行い、雇用を創出するという目的に資する、
石油パイプライン建設の促進に署名した事が早速好感されました。
歴史は繰り返すという事を過去から学びながらも、現在においては常に将来は変わっていくという期待感があります。
よって、力強い上昇を続けるNYダウがここから暴落する事があるのかという錯覚に陥ります。
ただ恐怖指数と呼ばれるVIX指数を見ると10%台と楽観の極みです。
https://jp.investing.com/indices/volatility-s-p-500
*恐怖指数(きょうふしすう、英: volatility index, VIX)とは、シカゴ・オプション取引所(英語版)(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している指数。
数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。通常は10から20の間で推移する。
暴落は常に楽観の中からやってきて、上昇の初動は悲観の中から生まれるので、
皆が楽観しているときは要注意です。
長期投資を考えると上がっているものにがっつり投資するというのは、どう考えてもうま味は薄いのでやりません。
常に買うなら底値付近もしくは上昇初動です。
又は、元本保証のインカムゲイン狙いです。
上昇しているのを見て買うというのは遅いのです。
当該上昇は、その前から悲観の中買っていた人や、初動で買っていた人へのご褒美です。
後から入った人のうま味は少なく、反転した場合損の拡大のリスクもあります。
もしくは、相場というのは一直線の上昇というのはないので、一旦落ち着いて時間をかけて再び上昇です。
すなわち、後から入る人は下落リスクが高くなる中で、値幅のうま味は初動の人よりはなく、
さらにはそこからさらに上がる場合にも押し目や調整と呼ばれる、
時間を経ないと再び力強い上昇にはいかないので、時間的な非効率も生じます。
ピンポイントでなくても、皆が悲観の時に買い、楽観の時に売るという方針でやらなければ、
常にリターンが少なく、リスクが高くなります。
そして、勉強や実践をして、皆が悲観の時に買い向かえる、もしくは楽観の時に売れる知識や技術を付ける事がトレードですべき事だと思っています。
例えば、上述の通りVIX指数が10%台に入ったから売るなどの根拠があればいいですが、
何となく、皆が楽観してそうだかた売るではダメなのです。
短期トレードでは徹底的にここを追求してきて、稼げるようになったので、
長期投資でも自分自身が築いたこの得意パターンを軸に戦略を組み立てています。
得意なパターンを全力でやり、不得意なパターンはほどほどにやるというのが、
資金を減らさずにトレードで勝ち続けて行くには必要なスタンスかなと考えています。