なぜせっせと運動しても、ちっとも痩せないのか

こんにちは、元公認会計士の福島哲也です。

本日は、「なぜせっせと運動しても、ちっとも痩せないのか」というテーマで記事を書きたいと思います。

というのも、私自身半年前までは身長が168cmで体重が74kg(2020年9月22日)でした。
BMIに直すと26.2で肥満1という分類です。
*BMI=体重/身長/身長

が、3ヶ月ぐらいで私の身長におけるBMIが適正値の22となる62kg(2020年12月18日)まで落としました。
そして、さらに3ヶ月経った今もそれほど体重は変わっておらず、
今日(2021年4月2日)たまたま体重を測ったら61.5kgでした。

以前のメルマガでも書きましたが、
コロナの影響でそれまで行っていたジムを退会したので、
実は運動と考えた場合には半年前までの方がしていました。

にも関わらず、今の方が圧倒的に痩せています。
ゆえにここから導き出される一つの結論としては
「運動をせっせとしても痩せない」という事実です。

では、なぜ運動をしても痩せないのかというと
ジムに行って1時間運動しても消費されるカロリーはせいぜい300kcal程度です。
1kg脂肪を落とすのに大体7000kcal消費する事が必要と言われているので、
23日連続でジムに行って始めて1kg痩せるといった具合です。

しかも、それ以外の前提条件を全く変えなかった場合に限りです。
しかし、通常運動をするといつもよりお腹がすくので、摂取カロリーが多くなりがちです。

すなわち、実は運動というのが我々の体重に与える影響がかなり軽微で、さらに摂取カロリーが多くなりやすくなるという悪影響もあるので、運動によって痩せるというのはほとんど不可能という事です。


では、どうやったら痩せるかというと、
「非運動性熱産生」を上げる事です。

「非運動性熱産生」というのは、運動ではない日常生活活動による消費エネルギーを意味し、
これは通勤や通学、階段昇降、掃除洗濯など日常生活場面そのもので消費するエネルギーのことを指しています。

所謂生活習慣の事で、上記の例に加え睡眠をしっかり取り食欲を増進させない事だったり、
食事はなるべく食物繊維を多く取るという事も重要です。

私自身、痩せてからもピザの宅配を頼んだり、ラーメンを食べたりと全てをストイックに
やっている訳では全くありませんが、睡眠を重視した生活にした事と、食物繊維を積極的に取り1日1〜2食にした事、家事をよりしっかりやるようになった事の3点が大きいと考えています。

これらは全て上記の「非運動性熱産生」を上げる事に繋がっており、
週3回1時間のジムの運動を頑張るのではなく、
24時間365日常に摂取カロリーと消費カロリーのバランスを保てるような生活習慣を構築するという事が痩せる(適正体重維持)には何よりも重要だと考える次第です。