PaletteTokenの購入申し込みをしてみました

こんにちは、元公認会計士の福島哲也です。

「6分で9億円の資金を調達した」という事で大々的にニュースにもなったので、
ご存知の方も多いかと思いますが、今月1日に日本初のIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」の提供をコインチェックが開始するというプレスリリースがあり、同時に第一号案件であるPalette Token(以下、PLT)の購入申し込み受付が開始され、試しに私も申し込んでみました。

IEOというのは「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(InitialExchangeOffering)」の略で、仮想通貨を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法となります。

株のIPOを思い浮かべてもらうとイメージしやすいかと思います。
* IPOとはInitialPublicOfferingの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」の事を指します。

これを株ではなく仮想通貨で行うという事です。

なお、コインチェックはあくまでプラットフォームで、
このPLTの発行会社は「株式会社Hashpalette」という会社になります。
*マンガアプリなどを展開するLink-Uと、ブロックチェーン企業HashPortとの合弁企業です

すなわち、私は株式会社Hashpaletteが新規に発行するPLTという仮想通貨の募集に応募したいという事です。

この行為自体は上記の通り株のIPOに応募する流れとそんなに大差はないのですが、
注目すべきは、コインチェックが東証の役割を果たすようになったという事です。

通常東証に新規上場しようと思えば監査法人の監査を受けているなど東証が定める厳格な上場基準がありそれをクリアしないと上場する事は出来ませんが、IEOであればコインチェックが認めれば資金調達出来てしまうという事です。

そんな緩くまだ伝統がないプラットフォームへの上場で、
資金が本当に集まるのかという懸念も最初はありましたが、
蓋を開けてみれば上記の通り募集開始6分で予定資金調達額の9億3150万円の申し込みがあり抽選になる事が決定しています。

https://corporate.coincheck.com/2021/07/01/154.html

なお、上記はあくまで日本国内で初という話ですが
世界を見渡すとこれまでの
IEO調達件数は156件で累計調達額は700億円となっています。

この成功を機にこのIEOでの資金調達という流れは今後増々加速していくように思います。
*詐欺案件が多かったICOと違い取引所の審査/管理があるのでICOよりは信頼性もあるので

ただ、投資家が儲かるかどうかというのはまた別次元の話で、
中長期的には発行元の会社の事業が成長するかどうかという事にかかっておりここは株式投資と一緒です。

今回の事業の内容は以下のホワイトペーパーに詳細が書かれているのですが、
端的に言うとNFTの購入や発行などNFT関連の事業となります。

https://document.hashpalette.com/HashpalettePaper.pdf


個人的にはNFTにはまだ懐疑的な部分が多いです。

というのも、
元々無料の電子コンテンツ(ツイートなど)だったり、実物に価値があるもの(絵画など)の
NFTについては購入者のメリットが今はあまり感じられないからです。

が、今回の案件は
電子漫画など現在も有料の電子コンテンツのNFT事業なので、
面白いが無名の漫画家の漫画などを販売力のある個人や会社が買って二次流通させるなど、
販売者、購入者どちらにもメリットがあり、出版業会などの垣根を超えた流通を促進する事が出来、
事業としても面白く拡大可能性があると思いました。


又、日本でのIEO第一号案件という事で注目が集まっており、
かつ1PLT当たり4.05円と価格が安く発行枚数も2.3億枚と仮想通貨の中ではそれほど多くなく
さらに、コインチェックでの取り扱いも決定しているので短期的には上がるのではないかと思って申し込んでみました。
*初物なのでどうなるかは全く分かりませんが

7/20に抽選結果が発表されるので当たったらまたその顛末などを書きたいと思います。


では、以上となります。
今週もお読み頂きどうもありがとうございました。

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