予測力
昨日、「不確実性を克服出来る確信度があるか」というテーマでお話させて頂きました。
http://tax-complete.jp/foundation/1742/
この確信度について、根拠のない自分自身への確信度のみで
「えいやー」という感じで人生を左右するほどの物事を辞めたり、始めたりする人がいますが、
これは要注意です。
自分に対する信頼、自信は重要ですが、
この気持ちのみで、思考しない事はダメです。
例えば、昨日と同じ例で会社から独立すると考えた時に、
給与以上稼げたら独立しようと考えた場合、
それを達成出来たとしても、それが瞬間風速ではないかというような事も考えます。
たまたま、運良くそこまで稼げたが、実際の実力はまだ給与の半分しか稼げないという場合は独立基準には達していないと判断します。
さらに、今後時間があればもっと稼げると判断するとき、なぜそう思えるのかという事に数値に基づいた合理的な根拠が必要です。
すなわち、気持ちだけではお金は稼げはないので、数値に基づく合理的な根拠を考える事が必要です。
もちろん、100%やる前からわかる事はないですが、7割以上は想定して判断出来るとよいです。
こういった数値に基づく予測力というのは、確信度を高める上で有効です。
そして、判断を間違いにくくします。
逆に、具体的な数値による根拠づけがしっかり出来ない場合は、実際にそうなった時に予測出来ていない自体になりパニックになりさらに自体が悪化する事も多々あります。
例えば、トレードなどで言うと、予め、利益確定、損切りポイントを決めて入るので、どれぐらいの利益、損失になるかというのはある程度予測可能です。
この予測が出来ていれば、決済になった時も想定通りで特段感情がブレる事もないですが、これを予測していないと、思わぬ利益、損失に感情が揺れ、適切に判断出来なくなります。
この数値に基づいた予測というのも面倒な作業ですが、「お金」という数値を増やそうとするのであれば、無駄な資金的、時間的マイナスを防げるので、高めた方がよい力だと考えています。
では、今週は以上です。
来週もどうぞよろしくお願いします。