なぜ高学歴はFXでカモになるのか

FXはゼロサムゲームで誰かの勝ちは誰かの負けから生まれています。 そして、FXでは勝者は1割、2割と言われているので、市場参加者の8割、9割は負けているという訳です。 だからこそ、勝ち組に入れると市場の8割以上のパイを2割以下の人たちで分配出来るので物凄く儲かるという単純な仕組みです。 しかし、当たり前ですが負け組になって勝ち組にお金を献上したいと思って市場に参加してくるトレーダーはいないので、負けている人がバカな人たちかというと、私はそうは思っていません。 むしろ、お金を自分で稼ぐという意識が高い頭のいい人達が多いと思っています。 というのも、私が会計士をしていた時に同僚や先輩でFXをしているという話は10年前の話ですが、当時からチラホラ聞いていたぐらいだからです。 (私の現コンサル生にも会計士の方がいるぐらいです) その時の同僚や先輩というのは、東大や慶応、早稲田など高学歴な人たちばかりです。 ゆえに、FXで勝つためにはそのそういう頭のいい人たちがなぜカモになってしまうのかというところから考える事が大事です。 *私は何かを始める時にはその仕組みと成功法則を常に逆算で考えます。 昨日のメルマガの最後で、 FXで稼ぐにおいては、 1、基礎を理解する(用語、分析指標/相場の見方等) 2、トレードメンタルを付ける 3、ロット配分を覚える このステップが鉄板です と書きました。 この内、FXを始める人(特に高学歴な人)は、「1」について徹底的にやります。 個人的にも「1」をやらないでFXで稼げるようにはならないので、この行為自体はよいと思うのですが、稼げない人はこの「1」に比重を置きすぎていると思っています。 つまりは、「1」というのは分析指標などで難しい計算式が使われているものがあったりしてそこまで理解しようとすると難しい事もあったりするのですが、所詮どれも答えがあるものばかりです。 こうなったら買い、こうなったら売りというシグナルを出すのが分析指標だったりしますが、それを覚えてその通りに売買して稼げたら皆億万長者です。 しかし、高学歴な人ほど答えを求めたがるので、この答えがある範囲に儲けの法則があると考えがちで、初心者の域を抜け出せない事が多いです。 起業家などで成功している人がよくいう事ですがこの辺に義務教育の弊害があります。 すなわち、子供の頃から大学まで合わせると20年ぐらい答えありきの問いを浴びせ続けられます。 その最たるものが大学受験ですが、その後の資格試験なども全てそうです。 科目によっても多少偏りはありますが、例えば数学などは常に唯一絶対の解がある訳です。 しかし、現実社会に出たら、唯一絶対の事なんて、仕事に限らず生活や人間関係などにおいてもほぼないです。 又、稼ぐ事に絞って「FXで稼ぐ」という事においても、結果は一緒でもそこまでの過程は皆違うので、その過程に唯一絶対を求めてもダメです。 つまり、上記で書いたFXで稼ぐにおいて重要な要素である 2、トレードメンタルを付ける 3、ロット配分を覚える というのは、性格や考え方、資金量によっても正解が違ってくるので、基本原則はあれど唯一絶対などなく、自分で試行錯誤して正解を作り出す必要があります。 この正解というのは、数学のように客観的に誰が見ても正解というものではなく、自分の中での正解なので100%正解という感覚はなく、常に改善の余地がありそうな正解という感覚です。 数学のように客観的に誰が見ても正解というのは気分的にはすっきりしますが、その正解は大多数が分かるので、ビジネスやトレードなどの競争世界においては何ら優位性はありません。 最初に書いた通り、8割以上は負け組になるような世界なので、皆と一緒の正解を知っているというだけでは意味がないのです。 ある意味そこがスタートで、そこからどう差別化出来るかです。 今度募集させて頂く、私のFXの個別コンサルティングでは、レベルに応じてクラス分けをして、月収30万円をまだ稼いだ事がないFX初心者の方には、「1」はもちろん、この「2」「3」についてまずFXで稼げる脳になってもらう事を主眼にしたカリキュラムにしようと思っています(義務教育脳からの脱出です)。

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