在宅勤務のメリット/デメリット
テレワークの普及によって、いつでもどこでも自由に仕事ができる ようになり、そういった働き方も徐々に市民権を得ているように思 います。
在宅勤務のメリットとしては、通勤時間がなくなる事や、会議など 誰かと仕事をしなければならない時間帯を除いて、勤務時間も仕事 量などによって自由に決められ、
さらには、嫌な上司と顔を合わせる必要がなくそういう意味でもス トレスが軽減されるなどがあるかと思います。
ゆえに、一見メリットが多いように見えます。
が、こういう自由というのは規律を自分で設ける必要があり、ここ が出来ないと逆にマイナスになる可能性があると考えます。
というのも、在宅勤務の場合には日常生活の延長線上に仕事がある 感じになり、会社に出社して9-17時で働くと行った具合に場所 と時間が固定されていれば、その時間は仕事モードで頑張ると思い ますが、在宅勤務の場合にはその規律や切り替えを自分でする必要 があります。
ここが曖昧になれば、仕事の質や量は会社に出社して9-17時で 働く方が高いというような事になります。
そうすると、自己の成長というのは鈍化します。
独立するようなコンサル生で、副業時代は頑張れたが、独立したら なぜかモチベーションが下がってしまったというような相談をされ る方もいます。
これは、普通に生活していたら大抵そうなります。
今までは、誰かにコントロールされていた緊張感や時間/仕事の管 理を独立したら全て自分でやる必要があり、誰にも監視されていな い状態で、モチベーション高く努力をするというのは、相当自分に 厳しくないと難しいです。
ゆえに、一見束縛されているような会社勤務ですが、自己管理が苦 手な人は実は会社勤務の方がいい場合もあります。
そのため、在宅勤務の流れが広がっていたとしても、自分に合うか どうかは別問題なので、独立する場合なども含め、土日などを使っ て模擬在宅ワークなどをやってみるとよいと思います。
そこで、ある程度モチベーション高く作業が出来るようであれば、 独立などしても大丈夫だと思いますし、会社では7-8時間働ける が、家だと3時間が限界などであれば会社勤務をしながらの副業の 方が総合的によい場合もあります。
在宅勤務はストレスが軽減され、余暇が増えるというのは間違いな いと思いますが、自由が増える分、規律を自分で設けないと、仕事 面での成長が鈍化する可能性があるのでそこは注意が必要だと考え る次第です。