高学歴ニート
昨日テレービ欄で「高学歴ニート」というワードを見ました。
*番組自体は見ていないのですが。
「高学歴」というワードと「ニート」というワードにギャップがあり言葉としてインパクトがありますが、ここまでギャップがなくても、こういう状態ってよくあると考えます。
というのも、学生時代のように頑張るものが勉強で、しかも教科も決まっているというような頑張る対象がはっきりしているものは、やる気さえあれば、どの程度まで上がるかは別にして偏差値を上げる事は難しくはありません。
その点、大人になると、頑張る対象を自分で見つける必要があります。
ここが学生時代とは違い難しい所です。
それが仕事なのか、家庭サービスなのか、趣味なのか人によって違うと思いますが、例えば仕事でも、頑張れば給与が単純に上がるという会社組織は少ないと思います。
同期よりどれだけ頑張っても昇給額が同じだったり、少しの上乗せぐらいだと思います。
家庭サービスも何か報酬を貰えるものでもないので、その努力に対する価値を測る事が難しいです。
趣味についても例えば「カフェ巡り」が趣味などという場合に、巡った回数をひたすら増やそうと努力する事自体がストレスになったりして、もっときままに楽しむカフェ巡りがよかったりするかもしれません。
というように、大人になると学生時代の勉強のように頑張った分だけテストの点数が上がり自分の成長が分かるというものが中々なく、偏差値など分かりやすい数値を上げる事をモチベーションに頑張るという事がしづらい状況になります。
これだと、何に対してもそこまでやる気が出ず、本来努力する能力があるのに、それを発揮出来ないという状況が続く事はよく分かります。
人は何か指針がないとモチベーションが上がらず頑張れないものです。
こういった状況で私がお勧めするのは、お金を目標にしてしまう事です。
具体的には、資産額を上げる事自体を目標にする事です。
資産額を1円でも上げる事を目標とすれば、指針が決まります。
それを上げるためにはどういう行動を取ればよいかという事を考えますし、考えが定まればそれを実行に移せます。
既に何か目標を見つけてそれに向かって日々頑張れている人はいいですが、何を頑張ったらいいかよく分からないという人はとりあえず資産を真剣に増やす事を目標にするとよいと考えます。
お金は数値的に分かりやすいので、学生時代の勉強でテストの点数や偏差値を上げる作業に感覚的には似ています。
そして、途中で他の目標が見つかったとしてもそこまで努力して築いた資産というのは無駄にはならないので、目標にする価値はあります。
ただ、唯一絶対の教科書や参考書などがあるわけではないので、何をやるかや何で勉強するかは自分で模索する必要があります。
ここが第二のハードルとなりますが、ここは「とりあえずやってみる」という事を繰り返すしかありません。
その過程でどいう方法や分野が自分に合っているのかというのが分かったりします。
折角健康で何でも出来るのに「思考停止」の状態でダラダラ時を過ごすというの、個人的には一番もったいないと思っているので、とりあえず「資産額」などを目標にどんどん頭と身体を使っていきましょう。