人から否定されるという事
人は多かれ少なかれ承認欲求を持っているので、人から否定される 事を嫌います。
しかし、この否定をされた時に、その否定を冷静に受け止め、自分 の糧に出来るかどうかが成長への分かれ道だと個人的には考えてい ます。
というのも、何か物事を習得しようと思えば、今の自分のレベルを 超えていく必要があり、今のやり方を否定するところから始めなけ れば修正点が見えて来ず、抜本的な改善には繋がらないからです。
さらには、大人になればなるほど否定してくれる人は少なくなって くるので、大人になってから生活や人生が変わる人が少ないという のもこういった事が一つの理由としてあると考えています。
例えば、私は公認会計士という職業を以前していましたが、それを 捨てて毎日が日曜日のような今の自由な生活を手に入れています。
これは、資格よりも自力で稼ぐ力を付ける事の方が真の安定である というそれまでの私の考え方を否定するような考え方に触れた事が きっかけでした。
そのため、現状を変えたいと思えば、自己の否定というのが大事で あり、誰かが否定してくれる環境があればよいですが、そうでない 場合には自分の考えを絶対だとは思わず、自分と違う考えに触れた 場合に、自分が違うのではないかという視点から客観的にその考え 方なり意見を捉えてみると、自分が進化するための新たな発見に繋 がる事も多くお勧めです。
ただ、何でもかんでも取り入れれば言い訳ではなく、自分が参考に なるなと思うものだけです。
例えば、副業をやっていない人の副業のアドバイスを聞いてもその 否定は羨ましさから来る根拠のない否定が多いでしょうし、FXを していない人からFXを否定されてもそれまた根拠がない訳です。
そうではなく、先人からの否定のアドバイスが貴重という事です。
そして、副業をやった事のない人からの副業のアドバイスなどは危 ないから辞めた方がいいなどの楽な意見である事が多いです。
一方、先人からのアドバイスというのは、今自分が身につけていな い知識や技術、経験のアドバイスである事が多いので、頭を使った り行動したりしなければならない事が多く苦しい事ばかりです。
この時、楽な方に流れたり、否定されたりする事を過度に嫌うスタ ンスだと、一向に正しい道を進めない可能性が高くなってしまうの で、
こういった時は往々にして大変だと感じる事が多いですが、大変な 時が伸びる時でもあるので、踏ん張って頑張る事をお勧めします。
逆に、今否定される事が少ないなという人は、直接の「人」でなく とも、書籍や何らかのメディアからでも自分の考え方を否定するよ うな意見を取り入れる事は出来るので、自分のイエスマンばかりを 周りに固めるのではなく、むしろ優秀な人から否定されるような環 境を作った方がよいと考える次第です。