私が損切りをしないで済んでいる理由
昨日「FXで勝ち続ける人と負ける人の違い」というテーマで記事 を書き、それは常に異常相場を意識出来ているかどうかというよう な事を書かせて頂きました。
ここで、異常相場というのは、普段0.5円しか動いていなかった ドル円相場が1.5円動くというような値幅の大きさで昨日は表現 させて頂きましたが、この見た目で分かりやすい値幅だけでなく、 自分のトレードルール(シナリオ含む)を逸脱したら、見た目的に 異常相場でなくとも、自分の中では異常という事になります。
さらには、普段はやらず見た目的に異常相場の時にしかやらないト レーダーの場合には、一般の人にとっての異常相場がその人にとっ ては普通という事になります。
つまりは、異常相場かどうかというのはあくまで自分のトレードル ールに照らして異常かどうかで、何が異常かは杓子定規に定義する 事は出来ません。
そして、相場というのは人間の心理に基づきランダムウォークで想 定以上に上がりすぎたり、想定以上に下がりすぎたりというのはよ くある事です。
ゆえに、唯一絶対の勝てる法則がある訳ではなく、どんなトレード ルールにおいてもこの異常領域というのは存在します。
よって、「損切り」という行為をしなければならない事もあります し、相場に合わせてトレードルールを変化させ、ロット管理などに より、あるトレードルールで異常となったものを別のトレードルー ルを持って来て正常の範囲に納めるなどの作業をする必要がありま す。
私は、損切りをほとんどしませんが、これは上記の異常相場の話を 前提としつつ、以下の絶対的な普遍な相場の原則も活用しているか らです。
・上がったものを必ず下がる(下がったものは必ず上がる)
・下がり過ぎたところから更に下がる事もあるし、上がり過ぎたと ころから更に上がる事もある
相場というのは、どんな時間軸のどんな投資対象物の相場でも上が ったものを必ず下がるし下がったものは必ず上がります。
これは、100%です。
ただ、問題はいつその相場反転が来るかですが、ある程度の予想は 出来るものの、その予想を超えて上昇したり下落したりする事もあ るのが相場です。
ゆえに、この相場の2つの原則をを前提にロット管理を行います。
つまり、これ以上上がったらもうダメだとかこれ以上下がったらも うダメだという瞬間を作らないという事です。
買いで入っていたら上がって欲しい訳ですが、下がっても買い増し してより利益を増やせるので下がってもいいというようなフラット な状態を常に作るという事です。
予想より上がり過ぎたり、下がり過ぎたりする事が当たり前のよう にあるのが相場なので、これより上がったらダメだとか、これより 下がったらダメだというような状況を作ってはダメという事です。
こういった状態を作らないようにトレードしているので、私は損切 りをほとんどしません。
「ほとんど」と言っているのは1取引当たりでのマイナスはあるの ですが、1日単位のトータルではプラスという事です。
一般的にこういうのは損切りをしていると言うのだと思いますが、 私の中では損切りをしている感覚はなく、損切りをしないトレード だと思っており、表現が少し難しく「ほとんどしていない」 というような表現を使っています。
今日の話はちょっと難しく感じる人もいると思いますが、トレード で勝ち続けるための
考え方の核心的な部分なので、トレードで上手く稼げないと思って いる人は、思考の視点として是非参考にしてみて下さい。