今使うか、今貯めるか

「人生100年時代」到来というフレーズを最近色々なところで見かける気がしますが、 統計学的に、今の小学生ぐらいの平均年齢は100歳ぐらいになるそうです。   こういった話が出る時には決まって、老後までにいくら必要かというような話が出ます。 つまり、年金だけでは、中々厳しくなるので、65歳までにいくら貯めた方がよいというような話です。   現在が80〜85歳ぐらいが平均だとすると、平均が100になるという事は今より倍は65歳から過ごす年数が多くなるからです。   この時必ず楽観論者と悲観論者がいて、悲観論者はそこまで生きる事を考えてより節約していく事を考えます。 逆に、楽観論者は平均や統計なので、自分はいつ死ぬか分からないので、今を楽しく生きた方がよいというように考えます。   個人的には、この今使うか、今貯めるかという2択の選択しかない時点で思考停止状態で、やばいと思っています。 というのも、楽観論者でもし100歳まで生きたらどうするのかという事で、今を楽しむという事で少しいいように聞こえますが、思考する事を放棄していると考える事もできます。 又、100歳まで生きる事を想定して、節約をよりしていくという悲観論者について、こちらの方が個人的には好感を持てますが、せっかく健康に生きている時に、楽しい事をしないというのはお金に縛られすぎており、これももったいないと感じます。   個人的には、「使うか」「貯めるか」ではなく、「稼いで投資」これです。   100歳まで生きられるという事は、本来プラスの事のはずなのに、「使うか」「貯めるか」という2択の議論は、どっちも長生きする事がマイナスであるように捉えられています。 そうではなく、100歳まで生きる事ができるのなら、投資においては複利をより利かす事が出来ますし、稼ぐという事においても、数ヶ月で結果が出なくても生き急ぐ事はなく、数年かかってものに出来ればよいと考えてじっくり取り組む事も出来ます。   寿命が伸び、時間が多くなるという事を、ついついマイナスに捉えがちですが、そうではなくプラスに捉えてその利を生かせるように思考/行動出来るかで、人生大きく変わるなと考える次第です。

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