精神論では稼げない
昨日のメールで本を処分したと書いたら、驚かれた方もいたようで、
何で本を処分したんですか?というようなメールを頂きました。
私の場合、本は大体一度読めば内容は頭に入ってしまうので、
特段読み返さないという理由があります。
又、1ヶ月20〜30冊ぐらいは読むので、年間300冊とかを
保管しておくスペースがもったいなと思っているという理由が大きいです。
ただし、本を処分したからといって、新しい知識の吸収を止めたり、読書をしないという事ではなく、
それはこれまで通りやっていきます。
あくまで、今まで読んだ本をスペースの関係上処分しただけです
では、前置きは以上で今日も本がらみで本題に入りますが、
大起業家の伝記や考え方などの本を読むと、仕事への取り組み方や精神論などが書かれていて、
読んでいると非常にやる気になってきます。
しかし、やる気があっても稼げる訳ではなく、稼ぐ為には稼ぎ方を勉強しなければなりません。
そして、巷に出ている稼ぐ系の雑誌等で色々稼ぐ手法などが紹介されていますが、
私はそういう雑誌もカフェなどにいった際によく見たりします。
大起業家のハードカバーの書籍と、BigTomorrowなどいかにもな稼ぐ系の雑誌だと、
大起業家の考え方などが書かれているハードカバーの書籍を読んでいる方が、
賢そうで、稼げそうですが、実際に稼ぐヒント等はBigTomorrowなどの方から得られる可能性が高い訳です。
別にBigTomorrowを勧めているわけではないですが、
精神論では稼げないので、具体的な事が書かれている下世話な雑誌の方がヒントはたくさんあるという事です。
最近、注目するのが稼ぎやすさではなく、最終的な稼ぎの規模です。
転売、アフィリエイト、エアビー、アプリ開発、Uberドライバー、せどり、ブログライターなどあらゆる稼ぎ方が
紹介されていますが、億を超える資産を築けるものというのは、長期的な視点に立った投資というのが圧倒的に多いと思います。
億超えの人紹介などの記事で、出てくるのは決まって、株式投資や不動産投資です。
株式投資ではほぼ全員が、2008年や2012年頃に投資した銘柄が2015年にかけて大きく値上がりして、
資産を5倍、10倍に増やしたというものです。
恐らく、この雑誌を見て無知な人は、今から同じように投資をしてしまうのだと思いますが、
当然ですが、日経平均が2万に迫っている今から投資をしても、
この人たちのような結果は得られない訳です。
しかし、来る将来の暴落時に同じように投資出来れば、億超えの資産を築ける可能性があるという訳です。
ただ、次の暴落が来ても、同じように投資出来る人というのはあまりいないと思います。
なぜなら、上記の人たちは、資産が1千万の時に、1千万を一つの銘柄に投資したりするような感じで投資をしています。
資産が少ない時にはこういう大相場で勝負する事が必須です。
暴落していて世の中に悲壮感が漂っている時には、全財産を株に投じるとかは普通の人が出来る事ではありません。
リーマンショック後倒産企業が相次いだように、投じた資産が会社の倒産により全額溶ける事だってあるわけです。
成功者しかスポットライトは照らされませんが、億超えの資産を築いた成功者の裏には、多くの財をなくした人たちが必ずいます。
ここは、明確に準備の差です。
雑誌で景気のいいような記事が並んでいる時に、投資するのでは遅いですし、暴落したからといって、無知なままお金を投じれば、
株が紙くずになる可能性だって高い訳です。
今から成功者を研究して、将来どうなったらどう立ち回るかというのをシミュレーションする事です。
そういうヒントは、大起業家の精神論の話ではなく、一般素人の下世話な体験談の中の方がヒントがあったりすると思う次第です。
(もちろん、本物の事を言っていると判断出来る目利きも必要ですが)