勝つ為の正しいメンタル
最近はオリンピックで日本中沸き立っていますが、身体的な特徴や技術力以上に差が出るのがメンタルだなと色々なスポーツを見ていて感じます。
普段出来ている事が出来ないというのは、メンタル部分が影響している事がほとんどで、このメンタルで実力以上の結果が出るのかどうかが決まる気がします。
メンタルが弱くミスをした選手に経験がないからそうなるというような批評がされますが、
大事なのは、強くメンタルを持つ為にはどういうような心構えが必要かを経験者から学ぶというところについて議論する事だと思います。
私が思うにメンタルを強く持つ為には、オリンピックなどの大舞台でコンスタントに結果を出すスーパースターなどから学ぶのが一番確実だと思っています。
短距離走者のジャマイカのウサインボルト選手が、オリンピック初出場の日本の桐生選手に
アドバイスとして、結果を出すコツとして「自分の走りに専念する事だ」と言及していました。
このメンタルが単純ですが、一番正しいと個人的にも思いました。
日本人は水泳や柔道など個人スポーツでは世界のトップになる事も多いですが、
サッカーやバレー、バスケなどのチームプレーになると極端に世界との差が開いてしまいます。
これは、個人スポーツだと自分の泳ぎや戦いにのみ集中すればよいので、自分に専念しやすいからだと思います。
一方チームスポーツは、身体的、技術的な実力差もあるとは思いますが、和を重んじる日本人のスピリットにおいて、チームスポーツでは周りを意識して、いい意味での自己中心的に自分のプレーに入り込むという事が出来ないからだと思いました。
つまり、常に、周りで調子の悪い選手のカバーや、より自分がチームに貢献しようと普段以上のプレーをしようとしたりと、一見チームプレーにおいてはよいスタンスに見えますが、
自分が出来るプレーを確実にするとい内向きなエネルギーより外向きなエネルギーの方が強くなるため、不確実な事が多くなり緊張もするし、余計な事も考えたり、実行したりするのでミスも必然的に増えるのだろうと思います。
チームスポーツでもまずは、自分の実力をしっかり発揮する事に集中して周りの事は二の次ぐらいのメンタルになる必要があるのかなとオリンピックを見ていて感じました。
経済力があり、頭もよく、分析もどこよりも行っているはずの日本がチームスポーツにおいて、
常に後進国で有り続けるのは、和を重んじる日本人スピリットが足かせになっている気がしました。
さらには、「自分の走りに専念する事だ」の格言通り、
自分の走り以上のものは本番では出来ない事も意味しているので、
如何に普段の練習が大事かという事も表している言葉だと思います。
よって、日々の弛まない鍛錬これが一番重要ですね。