2017年の一番大きな決断

今日で今年も平日最後という事で私のメルマガも本日で今年は終了となります。 昨日までは、私の個別コンサルの募集にお付き合い頂きどうもありがとうございました。 又、本年も私のブログをお読み頂きどうもありがとうございました。   本日は、今年ラストという事で私なりの振り返り及び来年に向けた意気込みを書かせて頂きたいと思います。   今年は、ビジネス、トレードと細かく見て行くと反省点や改善点などは多々ありましたが、 私の中で一番大きかった事は「海外移住をしない」という決断でした。   海外移住については、2015年ぐらいから考え始め、途中までは今年本当に移住する方向で色々進めていました。 これまでの私だったら間違いなく移住していたと思います。   なぜならば、税金は安くなるし、新たな地での新たな生活という事でエキサイティングです。 大変な事も多いと思いますが、そこで人間としても成長出来る可能性も高いと思えるからです。 生存競争を勝ち抜く者は、いつの時代も状況に応じて変化出来たものだけで、変化しないという事は死に繋がります。 そういう意味で、大変でも変化していった方が、生存可能性は高い事になり、私自身も会計士を辞めて独立したり、ビジネスにおいても、アマゾン転売など1つの事だけでなく、化粧品通販や、情報発信、さらには株式投資、FX、仮想通貨と様々なジャンルに参入し、日々変化していく事を心がけています。   そんな私が「しない事」を決断するというのは、実はこれまではあまりありませんでした。 とりあえず、思いついたらやってみるというのが私の性分なので、やってしまった方が、精神的にも楽なのですが、海外移住については結局今年は「しない」という決断をしました。 この「しない」という結論付けをした最大の理由は、目線を短期から長期に据えた事です。 *しない理由については、過去のメルマガでも書いているので興味のある方はこちらをご覧ください。 http://tax-complete.jp/foundation/2040   これまでは、思いついたらとりあえずやってみるという良くも悪くも短期的な思考でした。 そして、その短期的な思考を突き動かしているのでは、何とかなるだろうという楽観主義的な考え方です。 これ自体、そんなに間違っている考え方、行動原理ではないと思っていますが、重要なのはバランスです。 私の場合、上記のような考え方でこれまで人生を歩んできて、ある程度自分の生きたい方向に進んでこれたという自負があります。 しかし、短期的な思考なので、大分遠回りしてきたという事も実は感じています。 というのも、例えば、会計士業界には受験勉強と就職期間を合わせると約10年いましたが、今は会計士としての仕事など皆無で、アマゾン転売や化粧品通販、株、FXを行う上で会計士である必要などありません。 例えば、この会計士業界にいた10年をビジネスや投資に費やしていたら、現時点でもっと大きな経済的成功を得られていたかもしれないという事です。 過去の事について「たられば」を言ってもしょうがないですが、過去の事を分析してそれを将来に生かす事は非常に重要だと考えています。 そして、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉がありますが、今年ほどこれを意識した事はなかったかもしれません。 私自身上述の通り短期的な思考で楽観主義という性分があるので、これが軸となり何でもやってみて考えた方がいいでしょうという感覚で物事を進めていましたが、経済的な成功を納めている人たちは、私が思っている以上に(私と比べ)すごく悲観的な部分も持っている事が色々な人と接する中で分かりました。 これは、投資でうまくいっている人の研究をしている時にも同様の考え方が実は当てはまる事に気づきました。   経済的な成功をしている人は、何とかなるでしょうという楽観的な感覚だけで進む事はなく、 数値に基づいてしっかり分析して、悲観シナリオも必ず考えます。 この悲観シナリオになった時にどういった損失が考えられるか、そうなった時にはどう対応するか、どれぐらいの期間でリカバリー出来るのかという事もしっかり考えます。 すなわち、何かを決断する前には、楽観、悲観含め複数のシナリオを立てられており、どう転んでも大丈夫だという準備をしてから決断します。 当然、未来の事なのでやってみないと分からないというのはどんな人にも共通ですが、この数値に基づいたいく通りものシナリオを構築して、盤石な体制で決断をするというところが自分と大きく違うと感じました。 そうやって考えると、海外移住してみたいという気持ちは多分にありましたが、悲観的に考えた場合には多くの出戻り組のように、1、2年で帰ってくる可能性もあり、それだと結局日本にいた方がプラスが大きいという事も考えられました。 すなわち、まだ自分が盤石ではないという事です。   これは、株やFXなどの投資でも一緒で、FXなどは平日ほぼ毎日やっていますが、毎日シナリオを立ててFBS生には送っていました。 このシナリオ構築ひいては自分が実際トレードをする時に、例えば買いで入った時、必ず上がるでしょと100%思える瞬間など皆無です。 そのため、必ず、下がったらどうするかという悲観シナリオも想定します。 分割でナンピンしていくのか、ナンピンしていくならロット配分をどうするのか、許容損失額はいくらかなどです。   投資で勝っている人でこの悲観シナリオを想定していない人はいないと思います。 これが自然に出来るようになると、ランダムウォークなはずの相場の動きを全て想定内で捉える事が出来ます。   人生においても、こういう考え方は非常に重要だと思っており、何かを決断する際には、楽観ばかりではなく、悲観も必ず想定し、そうなったらどうするかという事もしっかり考えられ、それでも何とかなるという見通しを立てて初めて決断するというぐらいの慎重さを持つべきだと思います。 もちろん、これは、私の感覚なので、元々が悲観よりの人は楽観をプラスをしてもいいかもしれませんし、要はバランスです。   という訳で、今年は短期的な思考から長期目線すなわち5年後、10年後に自分はどうなっていたいかをしっかり考え、そのためにはどういう決断をしたらよいかという事をいく通りものシミレーションをして考えた1年だったように思います。 決断をした後は、その決断に基づいてやるだけなので、来年は環境が整った日本で、思いっきり追い込んで、海外移住を今年はしないとした決断が成功だったと思えるような1年にしようと思います。   では、以上となります。 今年もどうもありがとうございました。 来年もどうぞよろしくお願いします。 良いお年を!

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