量の次は質

本日は量の次は質という話をしようと思います。 昨日、「最も集中出来る環境作りの重要性」という話をし、1日の作業時間を伸ばせる環境作りをしましょう。というような事を書かせて頂きました。 これが出来ればほとんど結果が出たも同然なのですが、やる内容(質)によって結果の出る速度は変わります。 これを私が痛感したのは会計士の受験時代です。 私の友人やライバル視していた人たちがどんどん合格する中私は中々受かる事が出来ませんでした。 やっている時間はそんなに変わらないか私の方がやっている自負があったのですが、私だけ受かる事が出来ませんでした。 何でだろうと思い、プライドを捨てライバル視していた友人に勉強のやり方などをその後聞きました。 すると、その差は明らかで、そのやり方にありました。 受験勉強なので、教科書や参考書などは皆ほぼ共通で、そこの質で差は付きません。 しかし、その教科書をどう勉強していくかというやり方で差がついていました。 合格した友人のやり方はよく講師の人達も言っていたようなやり方だったのですが、私は自分がある程度勉強は出来ると勝手に思っていたため、他人の助言を聞かずそれまでの経験でしか物事が見れておれず、自分のその甘い勉強法を貫いていたせいで合格する事が出来ていませんでした。 これは性格の問題もありますが(笑)、要は結果的に見ている教科書は一緒でもその学習法(質)で差がついていました。 当時は1日12時間とか勉強していたと思いますが、それを1年続けても落ちたという経験をしているので、量をやれても質が伴わなければ結果が出ないという事を身に染みて理解しているつもりです。 それぐらいやり方で結果は変わります。 受験のように1年頑張って合格か不合格かの2択というのはビジネスや投資の世界では中々ないと思いますが、やる事の質で徐々に徐々に差が付くので、ある程度量をやれる環境を整えたら定期的にやっている事の棚卸しをする事がお勧めです。 昨日他人をあまり意識しない方がよいというような事を話しましたが、自分がやっている事で自分より上手くいっている人の事は大いに参考にすべきです。 コンサルや教材など有料のもので学ぶというのもよいと思いますし、無料でもメルマガやSNSなどの発信を見れば具体的な事は分からなくても、その考え方などは学べる事も多いと思います。 また、自分がメインで使っているメールアドレスの未読メールの処理を徹底するというのも有効です。 自分がメインで使っているメールアドレスを登録するという事はそれなりに自分が重要だと思っている内容のメールだと思います。 当該メールなどは、自分に取って必要で、読んだりやらなければいけない事が書かれたりしている事は分かっていても、後回しになっている事だと思います。 これを処理する事でも学びがあり、質は上がっていくかと思いますので、自分がメインで使っているメールアドレスの未読メールを定期的にゼロにする作業を意識的にやるというのはお勧めです。 作業の量と質というのはよく言われる事ですが、抽象的に漠然と考えていてもダメで、量をやるためには作業をやる環境を整える事が重要で、質を高めるためには自分の経験だけで考えていてはダメで、有用な情報をどんどん自分の中に取り入れ生かしていく事が重要であると考える次第です。

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