適正値を見つける
一昨日、昨日と作業の量と質の話をさせて頂きました。
ここで、作業の質は上げれば上げるほどよいですが量については上げ過ぎはよくないので注意が必要です。
例えば、本業の人か副業の人かでビジネスや投資にかける事の出来る時間というのは違うと思います。
本業の人であれば1日10時間やる事も出来ると思いますが、副業の人であれば通常のお仕事をそれこそ10時間とかやった後に、副業を夜にやるという人もいると思います。
そういう人が10時間という作業量を副業で取れるはずがありません。
睡眠時間を著しく削れば物理的には可能ですが、それだと続きません。
ゆえに、やれる限界までやろうとは考えない方がよいです。
適正値があります。
これは、生活環境や、年齢、本業の仕事時間、体力などによって変わります。
この中で年齢は変えられませんが、生活環境を見直したり、本業の仕事を効率化したり、体力作りを行ったりなどする事により、自分の中でビジネスや投資にかける事の出来る時間を伸ばす努力をするという事が大切です。
よって、何時間やろうではなく、無駄な時間を省き、ビジネスや投資に「集中」出来る時間を増やすという意識を持つ事が重要です。
そうすると、何をやった方がいいか、何が無駄かなどははっきりしてきます。
例えば、集中して行うには寝不足だと出来ないので、適正な睡眠は取るべきです。
睡眠時間を著しく削って作業時間を捻出するというのはダメという事になります。
一方、本業の方で10時間時間を取られているが、細かく見ると同僚と無駄話をしている時間があったり、無駄に飲み会に付き合ったりなど、本来8時間でいいところを10時間かけている可能性もあります。
この無駄を排除して2時間捻出出来ればこれが作業の量の増大に繋がります。
ポイントはどれだけ規則正しく続けられるかだと思います。
無理をした状態というのは長続きしません。
無駄を省き、捻出した作業時間に集中して作業に取り組む。
これです。
私の場合、会計士の受験時代、会社員で副業をしていた頃、独立してから本業となった今を考えて見ると作業(勉強)時間はずっと変わっておらずトータルで10〜12時間ぐらいです。
会社員時代は7時間勤務だったので、家に帰って3〜5時間というのが副業時間でした。
私の場合睡眠時間は6時間ぐらいが適性なので、12時間やっても1日6時間は自由時間です。
テレビは毎日見ますし、読書もします。ゲームもやりますし、仕事の後飲みに行ったり、フットサルをしに行くこともあります。
例えばテレビとかは人によっては無駄と思う人もいると思います。
ただ、私の場合は昔からテレビっ子なので、テレビを見ることでリラックス出来、次の日の活力にもなるので、仕事を集中して継続してやるためには必要だと思っています。
これで量だけを追求してテレビを見る時間を仕事に当てると、却って高い集中はキープ出来ません。
というように人間は機械ではないので、適度に抜く場面も必要です。
作業の量も質も高ければ高いほど良いですが、量に関してはあなたの適正値というものがあるので、是非1日の生活パターンの棚卸しをして当該適正値を追求してみる事をお勧めします。