負け組はハイレバレッジ好き

先日日経電子版の記事で「負け組はハイレバレッジ好き」という記事を読みました。 http://tty1.jp/l/m/UVXwVCoXQGMUtM 上記記事は投資家1.3万人にアンケートを採り、勝っている人と負けている人はどこが違うのかをまとめた記事で、 その一つが表題の「負け組はハイレバレッジ好き」というものでした。 これ以外にも、「勝っている人は高配当とバリュー投資が得意」で、負けている人は「チャート、テーマ、イナゴ比率が高い」など個人的な思考感覚と近く興味深かったです。 つまり、勝っている人というのは、負けない事を最優先に考えるため、割安銘柄だったり(バリュー投資)、現物投資だったり(レバを利かせない)、インカムゲイン(利息/配当等)でも回収出来そうなものだったりと兎に角リスク回避を徹底します。 これに反し、負けている人というのは、勝つ事が先に来るので、勝った時の勝ちを大きくしようとハイレバを用いたり、上がっているチャートを見てまだまだ上がると思い、勢いで入ったり(イナゴ、テーマ)、杓子定規に捉えきれないチャートを杓子定規に当てはめるチャート分析を盲信したりなどするという事です。 言葉は違えど、私がこれまでメルマガ等で言及してきた投資哲学と符号します。 すなわち、投資においては勝つ事ではなく、如何に負けない事を考えるかです。 ここがスタートです。 その上で資産1億円以上を築くためには、より負けないところで大きくお金を張っていくための勉強が必要です。 例えば、上記記事では負け組が行っている投資の代表格でFXが挙がっていますが、こういう記事を見てFXはダメなんだと思ってしまうのは他に同調しやすいイナゴタイプなので注意が必要です。 というのも、投資においては悲観で買って、楽観で売るという格言がある通り、周囲が良い良いという時(もの)にはあまり旨味がなく、逆に周囲が見向きもしない敬遠するような時(もの)が投資対象だったりします。 ただ、周囲が見向きもしない敬遠するようなものというのはガラクタも多いので、その中で宝を見つけるための勉強が不可欠という訳です。 上記記事で勝っている人でも週に勉強時間が1~2時間というのは驚きでした。 というのも、どの程度の金額勝っているかは不明ですが、資産1億円以上築くためには個人的には1日1~2時間ぐらいは勉強した方がいいと思っているからです。 そして、勉強のコツとしては知識を積み上げる事もそうですが、常に原理原則から自分で考える事が重要で、上記記事でFXで負けている人が多いという記事を見たら、自分も避けようと思考停止で他人に同調するのではなく、逆にチャンスと捉えられるかが成功への分かれ道です。 というのも、FXを原理原則で考えると、ゼロサムゲームです。 誰かの負け金が誰かの勝ち金になります。 つまり、負けている人が多いというのは、その負け金と同額の勝ち金が一握りの勝ち組に集まるという事です。 そして、この一握りの勝ち組はどういう思考をしているかというと上述の通り負けないためにはどうすればよいかを考えて投資をしているだけです。 こういった思考プロセスが正しい考え方です。 ではFXで負けない戦い方をするには具体的にはどうしたらよいのかですが、当然ここが一番難しくこれが考え出せるかどうかが投資で結果を出せるかどうかの分かれ道という事です。 *楽して儲かるものなどなく、常に他より秀でた思考力が必要という事です。 ただだからこそ、負けている人が多いFXの分野というのはライバルのレベルが低いともいえるので、他より秀でる事が出来る可能性が高いと逆張り的に考える事が出来るかがまずは重要という事です。 これはどの分野でも当てはまると思っており、他人の意見を参考にするのはよいですが、それをそのまま採用してはダメで、常に自分自身で原理原則に則り答えを導き出すという作業が何よりも重要だと考える次第です。 上記記事を見て、自分が勝てる思考になっているかを照らし合わせてみるのも面白いかと思います。

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