自力で有利な位置を探せるか
私の住んでいる地域では、工場や中小企業も多く、ブランドがある企業というのは少ないので、
仕事は営業などをしてとってくる必要があるのですが、会社の取引が飲みの席で決まったりする事も多々あるそうです。
一緒に飲んで仲良くなって仕事をもらったりといった具合です。
よって、私の周りでも地元企業の役員をやっている人とかが同年代でもいますが、基本飲み歩いています。
新人面接なども飲み屋でやって飲んで話して決めたりするのだそうです。
昔はネットなどもないので、もっとこういったかたちでの営業や付き合いが多く、コネクションというのが大事な時代であったと思います。
今も、既得権益という言葉で言われる、一部の人しかタッチ出来ない有利な情報というものもあるのが事実です。
よって、飲み屋でしか決まらないような交渉においては、飲み歩いている人の方が有利で、正攻法で会社訪問ばかりしていはダメです。
又、既得権益があるのであれば、その情報にアクセス出来る既得権益層が圧倒的に有利です。
こういったかたちで、稼ぐという事においては、常に他より自分が有利である必要があります。
ゆえに、稼ごうと考えた時には、その取り組む分野で、自分が有利な位置を取れるかというのがとても重要です。
例えば、不動産投資をしようとした時に、その土地のその物件の広さでいったら3000万円の物件が、競売にかけられていて一時的に1500万円で買えるとしたら有利な訳です。
ただし、そう判断するには、そこの地価であったり、競売情報を知らないといけません。
さらには、値上がりを期待させる都市開発のプランがあったり、人口動態だったり、空室率であったり
不動産投資において、その取引を有利に進めるための考慮事項というものがあります。
こういうのを全部知った上で、有利な取引であると自分で判断出来る必要があります。
また、判断出来たとしても、その時に買う資金があったりなど実際に買うという行動に踏み切れるかという事も重要です。
そのため、何かで稼ごうと考える時には、必ず自分が有利な位置を取得出来る分野なのかという事を考えた方がよいです。
有利な位置を取得出来なければ、損を被る可能性が高いので、現金保有の方がマシです。
毎日、毎日短期トレードをしていると、この有利な位置で入るというのが如何に大切かというのが細胞レベルで刻まれてくるので、ビジネスや長期投資においても常に意識している事です。