自分を俯瞰して見る

人は、他人についての事はああした方がいい、こうした方がもっとよくなるという事を的確に捉えられたりするものですが、いざ自分の事になるとどうすればよいか分からないというようなところがあると思います。 これは、他人については、客観的に見る事が出来るが、自分の事については感情なども入りどうしても客観的に見れない事が要因としてあると思っています。 ゆえに、何をすべきか分からなかったり、本来してはいけないもしくはしなくてもいいような事をしてしまったりして失敗する事もあります。 よって、自分の事を他人のように客観的に見る事が出来ると成長速度も早まると考えています。 何で急にこんな事を思ったかというと、先日メルマガにも書かせて頂いたFXでコツコツドカンをしやすいコンサル生のトレード日誌を今、毎日レビューさせてもらっているのですが、 それによって、以下のようなコメントを頂いたからです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 見てもらうことを意識して、なんだかトレードが締まった気がします。 今までの取引にはやはり曖昧さがかなりありました。 ロット管理と損切りを意識すると、エントリーも慎重になり、相乗効果を感じます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一人でやっている場合にもこの感覚は非常に重要です。 見られている事を意識すると、見られても恥ずかしくないかという事を意識しやすくなり、思考が客観的になります。 すると、論理的で冷静な判断が出来るようになります。 以前、投資でお金を増やすコツは、お金をお金ではなく数値として捉える事が重要であるというような事を言及しましたが、これは要は客観的に物事を判断しましょうという事とニアリーイコールです。 例えば、デモトレードだとうまくいくが、リアルトレードだとうまくいかないというような人は、デモだと客観的にトレード判断ができているが、リアルになると感情なども入り客観的で冷静な判断が出来なくなっている事がほとんどです。 こういう人は、上述の通りトレード履歴などを誰かに見せても恥ずかしくないトレードかという事を意識してやるとよいと思います。 ただ、一点注意点として、この見られている事を意識してやる場合、真面目な人ほど完璧を求めてしまい、全てを完璧に毎日やる事が義務だと感じてしまいやすくなります。 しかし、精神的にも肉体的にも疲れが溜まり疲弊すると、客観的な判断も鈍るので、義務的に完璧に毎日やる必要はなく、適度に休むという事も重要になってくるので、このバランスは意識する必要があるかと思います。 どの世界でも優秀な人ほど、自分を他人のように客観的に見て分析出来ている人が多いと感じるので、どうしても感情的にのめり込んでしまいやすい人や、何をどうすべきか分からない時が多いというような人は、一度冷静に自分を客観的に見つめ直してみる事をお勧めします。 私自身、FXのシナリオ配信と称して、毎日コンサル生に相場のシナリオを配信しているので、毎日相場の未来予測を他人に見てもらう事が習慣になっています。 これにより、客観的に相場を分析する事が当たり前になっている事も、自分のトレード技術が向上する一つの要因だったと感じたので、この見られているという事を意識して物事に取り組み客観性を持った判断を心がける事は重要であると考える次第です。

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