残り1週間
既に完了している方や関係のない人も多いかと思いますが、
個人の確定申告が来週の水曜日(3/15)までと残り1週間となったので一応お知らせしておきます。
昨日、月収が高くても、税金が累進課税で増大する事により手取りが少なくなるお話をさせて頂きました。
そのため、折角自分で稼いだ収入を最高半分ぐらい自動で持って行かれるのは嫌なものです。
ただ、だからといってそれをしないともっと取られるの要注意です。
以下、この国が定めたルールを破った場合のペナルティーについて掲載させて頂きます。
確定申告は、1/1〜12/31 までの 1 年間の所得について、翌年の 2/16〜3/15 までに申告します(納税含む)。
そして、ペナルティーとしては以下の事項が上げられます。
●「申告期限に遅れた」・・延滞税:14.6%
*延滞税は納める期限の2ヶ月以内であれば、「納税額の 7.3%」と「前年の11 月 30 日の公定歩合プラス 1%」の内低い方を適用
●「申告期限内に申告をし、税金も納めたが、払った金額が少なかった」・・過少申告加算税:10%
●「申告しなかった」・・無申告加算税:15%(納税額の内 50 万円を超える部分については 20%)
●「悪意で意図的に正しく申告をしなかった」・・重加算税:35%(無申告の場合 40%)
例えば、申告をしないと、永遠利息が14.6%付いていきます。
仮に、300万円払うべき税金があり、払わないと10年で438(300×14.6%×10)万延滞税を払わなくてはいけなくなります。
さらには知っていたのに申告していない悪意の場合は無申告重加算税が120万円(300×40%)追加になります。
よって、300万円払わなかったために、858(300+438+120)万円このケースだと払わなくてはいけない事になります。
ただ、これはあくまで単年で見ているので
もし、これが10年間常習的に行われていたら、発覚までに滞納金額がもの凄い額になり破産する人も多いというのがよく分かるかと思います。
しかも、国が定めた法律なので、如何なる人も逃れる事は出来ません。
ゆえに、こういう最悪の顛末を考えると、今タイムリーに支払う事が一番得で、スッキリするのです。
現在は、マイナンバーが運用され始め、こういう課税逃れや社会保険料未納などは取り締まりが厳しくなっています。
さらには、このようなペナルティーを受けると、社会的信頼性という意味で「重加算税」 なんかは特に大きなマイナスとなるので、是非ご注意下さい。