昔から共通する2つの稼ぎ方

インターネットが普及した現代においては1人でインターネットで稼ぐ方法というのが山ほどあります。 ただし、稼ぎ方という点に着目するとインターネットが台頭してくるずっと以前から共通して2つに大別されると思っています。 よって、この昔から続く稼ぎ方のコツを掴んで何でも取り組む事が稼ぐ上では非常に大事です。 まず、一つ目の稼ぎ方として、ファーストペンギンになるという方法です。 ペンギンというのは群れで行動しますが、餌を取るときには海に潜る必要があります。 ここでも基本群れで潜って餌を取るのですが、海に入る瞬間というのは皆譲り合いで先には行きたがりません。 なぜならば、海には大量に餌がある一方で、天敵もいるからです。 よって、誰も入っていないところに最初に飛び込むという事は、この天敵にやられる可能性もあり、リスクが高いのです。 しかし、このリスクを背負って最初に飛び込むペンギンをファーストペンギンと呼ぶのですが、 天敵にやられなければ(もしくは天敵がいなければ)、餌を最初の内は独り占め出来るので好きなだけ食べられます。 よって、身体も大きくなり、繁殖活動においても有利になります。 一方、後の方に入ったペンギンは餌にありつけずそのまま餓死してしまうペンギンもいます。 ゆえに、ハイリスクではありますが、ファーストペンギンというのはハイリターンを得られるというわけです。 これをビジネスに置き換えても全く同じで、誰も参入していない新分野に参入するという事は、全てのリスクに真っ向からぶつかっていくので、ハイリスクではありますが、 成功すれば、パイオニアとして先行者利益を十分に享受出来ます。 例えば、19世紀にアメリカのカリフォルニアで金が発見されたときに起こったゴールドラッシュなどはその典型で、金の埋蔵量には限りがあるので、先に行った人の方が有利なわけです。 ゴールドラッシュが起きた年代としては1848年-1855年とされていますが、 1849年にカリフォルニアに向かった人達は初期の採掘者として「フォーティナイナーズ」 と呼ばれたりしています。 この「フォーティナイナーズ」はいち早く行動したファーストペンギンだと言えます。 その後、ラッシュは1855年まで続きますが、時と共に金は採掘され、より取りにくいところの金しか残っていないので、同じ条件の個人が金を取りにいくという事を想定すると、 初期に動いた人たちが圧倒的に有利だったという事になります。 次に、ファーストペンギンになる以外の稼ぎ方ですが、 それは、「ズラす」という手法です。 これは、ファーストペンギンに比べるとローリスク、ミドル(もしくはハイ)リターンです。 よって、性格にもよりますが、個人的にはこっちを追求する方が頭がよいと思っています。 例えば、上述のゴールドラッシュの例で言うと、「フォーティナイナーズ」が採掘している頃に今から同じように追随しようと思うのではなく、このゴールドラッシュを別の角度から捉えるのです。 このゴールドラッシュにより一番儲けたのは、金を採掘しに行った人たちではなく、 金を採掘するのに使用する「スコップ」などの道具を売っていた商人達だったと言われています。 当時、アメリカの全国や海外からカリフォルニアに行くというのは、非常に大変でした。 最悪命を落とすかもしれないという中行って、インターネットもないので実際に現在どれだけ金が残っているのかも分からないのです。 これは、超ハイリスクな訳です。 しかし、スコップというのは、当時採掘者のほぼ全員が使うものなので、確実に売れるというわけです。 このズラして稼ぐというのは、ズラし方もたくさんあり、比較的ローリスクで行う事が出来るので、商売の神髄だと思っています。 もちろん、真のファーストペンギンになれれば莫大な利益を得られる事は間違いないですが、 最初はそこまでリスクを取る必要はなく、ズラしの観点からビジネスを展開していく方がより早くかつローリスクで結果も出やすかったりするので、是非今やっているビジネスにこの視点を取り入れてみる事をお勧めします。 ちなみに、私が投資を始めたきかっけとしてこのズラしの考え方を究極的に生かせるのが投資だと気付いたというのもあります。 例えばゴールフドラッシュが起きたときに、スコップ屋が儲かると分かったとしても、 私が今からすぐにスコップ屋をやるというのは現実的ではないわけです。 しかし、スコップ屋の株に投資するというのは、すぐに出来ます。 ビジネスをやっていくと、色々な知識や経験に基づきアイデアがどんどん湧いてきます。 ただ、そのほとんどが自分1人では実現不可能な事ばかりです。 そこで、そういうサービスをやっている(もしくはやろうとしている)企業がないか検索するわけです。 そうすると、誰かしらが既にやっていたりする事もあります。 そこが既に上場していれば、1株でも買ってみたりします。 1株というのは単なる備忘記録のようなもので、儲けというのではなく、その企業を監視するモチベーションに繋げるためです。 こうやって、自分が考えついたアイデアを既に実行にまで落とし込んでいる先駆者の企業を監視する事で、新たなアイデアが貰えますし、何より自分の経済の流れを掴むを目を鍛える事に繋がると思っています。 昔から、大起業家や大投資家というのは先見の明があったなどと言われますが、 この先見の明というのは何も山勘で将来を当てたというものではなく、世の中(特に経済)の事をしっかり理解して、どういう方向に時代が向かっているのかを見極めるための努力をしてきた賜物だと思っています。 よって、私もネットビジネスと投資を通じて日々ファーストペンギンは何なのか(もしくはどの企業なのか)? ズラしをうまくやっている分野(又は企業)は何なのかという事を考えるようにしています。

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