日経平均年初来高値でプチバブル発生!?
先日、日経平均株価が20,481円と年初来高値を付けました。
ここから、日経の最後の上昇がもしかしたら始まるかもしれないと今考えています。
というのも、今回の上昇はドル円が107円から112円ぐらいまで円安に傾いた事が大きな要因であり、
さらに、当該ドル円の上昇は先日の米国のFOMC(連邦公開市場委員会)において、
委員の16人中12人が年内利上げを見込んでいると発表され、米長期金利の上昇を折り込み円安に触れました。
利上げを行うというのは景気がよいから金融引き締めとして行います。
又、10月からの極めて緩やかな資産縮小(テーパリング)が決定され、これらを総合してリーマンショック後からの大規模な金融緩和から金融引き締めに移行してきおり、米金融政策は転換点を迎えていると感じています。
金融引き締めを行うということは、景気が堅調である事を意味しており、短中期的に株価にはプラスです。
トランポノミクスがもっと実現すれば、さらに株価にはプラスに働くのですが、今のところはそれは考えにくいので、
バブルとはいかないまでも、プチバブルぐらいは発生するような感じがします。
ただ、北朝鮮リスクやFRB議長の人事、トランプ経済・財政政策と政権運営など短期的な不明瞭なリスクもあるので、それらがどうなるかは分からないので、絶対は当然ないですが、マクロ経済としてはいい感じです。
なぜいいかというと、これからプチバブルが起こるかもという事もそうですが、それよりも私が期待しているのは、このまま米国の金融引き締めが進行していけば、いつか株価の大暴落がきます。
これは、過去の歴史を見れば何度も起きていて明らかです。
まだ、そんなに強い引き締めではないので、短中期的には株価にはプラスですが、進行すればするほどいつか弾けます。
ゆえに、個人的な考え方としては、今から新規で何かを買うというよりは、保有株の売りどころをこれからは考えようと思っています。
そして、次の来たる大暴落後に資産全部株にぶっこみます。
引き続き、マクロの情勢を監視すると共に、何に投資するか個別株の財務諸表を読み込みます。