投資においては、適切な損切りが重要という事は投資の基本書で必ず触れられておりそれは100%正しいです。
が、最初から損切りを想定した投資が正しいかというとそれについては個人的には間違いだと思っています。
というのも、損切りラインを容易に設定出来てしまうようなエントリー位置というのは中途半端である事が多いからです。
昨日も少し触れましたが、投資というのはゼロサムゲームです。
基本的には誰かの損が誰かの利益になります。
*特に短期投資
ゆえに、損切りラインを容易に設定出来るようなところは、皆が同じように考えるため投資の旨味は実はあまりないという事です。
よって、投資基本書に書かれている適切な損切りが重要という概念は正しいですが、そこで具体例として説明されているような損切りラインは正しくない事が多いです。
ビジネスでも投資でも他より有利に事を運ぶ事を考える事が重要で、そのためには他の人とは違う視点でその物事を捉え、それが本質に照らして妥当であるか判断し、妥当と考えられる手法のみを取っていく事が重要だと考えます。
短期投資で言えば私は他の人が損切りをして打ちひしがれているような所からエントリーする事を基本戦略としています。
例えば、買いで入る場合には上がる事を期待する訳ですが、なぜ上がるかというと売る人より買う人の方が多くなるからです。
つまりは、売る人の力と買う人の力が逆転する箇所が絶好の買いタイミングです。
そして、売る力の最大勢力は「買っている人の損切り」です。
買っているものが下落し含み損が大きくなればなるほど怖くて皆売って売って売りまくります。
そうなった時に私は買います。
つまりは、普段は静観し皆がパニック売りしている所を買うという訳です。
*パニック買いと言ってもいいかもしれません
もちろん、そこに買うに値する合理的な根拠は必要です。
完全なる需給で相場は決まるので、皆が売りを行えば下がり続けるのが相場なので、ただ単に反対売買を行えばよいのではなく、売り勢力が枯渇する合理的な根拠を持って投資する事が重要です。
*具体的な手法については以下の教材で言及していますので気になる方はチェックしてみて下さい
http://tty1.jp/l/m/0lxGNDXm0VK2Jr
というように、投資においては特に、稼ぎたい、儲けたいと思う気持ちは皆同じでも、他より事を有利に運ぶという視点がないと、そういった視点を持った人にお金を流すだけになるので、如何に差別化出来るかがビジネス同様重要だと考える次第です。
P.S.
先週末祖父母が住む鳥取に帰省したのですが、その際鳥取に住む元コンサル生と飲みに行きました。
彼は、昼間は普通に働き、夜は夜のお店の店長をしておられ、かなり忙しく働いているようでした。
頑張っている方とお会いすると、やはりこちらも刺激をもらいさらに頑張ろうという気合いをもらいます。