投資で元本をなくしてしまう理由
「金持ち父さん、貧乏父さん」というロバートキヨサキの本の中で、
時間もお金も手に入れるためには、「投資家(Investor)」になるのがよいと説かれています。
しかし、「投資」という言葉を聞くだけで、リスクが高いと感じたり、ギャンブルだと感じる人がいます。
なぜ、このように感じてしまうのかというと、周囲の人からの話や雑誌などで投資をして元本をなくしたなど失敗したという経験を聞いたり、
又は、自身でやって元本をなくしてしまったという経験などがあって、そういうイメージが付いてしまっているからだと思います。
いずれにしても、「投資=お金をなくす」という公式が頭に描かれているがために、
そういうイメージを持ってしまうのだと思います。
しかし、投資で元本をなくすというのは、一言で言ってしまえば、損切りが正しく出来ていないという一言につきます。
元本がなくなるまで、決済が出来ずそのまま終了になってしまうからです。
ビジネスでも投資でも楽してお金を稼げるというものはなく、
投資においては、損小利大の技術を必ず身につける必要があります。
これが投資においては最も難しい技術でもあるのですが、
これが身に付けない前に投資をしてしまうと、上述のイメージ通り投資はギャンブルになります。
しかし、投資はお金があれば、初心者でも簡単に出来て、まぐれで稼げてしまう事もあるので、厄介だったりします。
又、私が投資をしていて、一番大変だなと思う事は、「準備をして待つ」という作業です。
勉強すればするほど、確実なポイントというのは少ない事に気付きます。
そして、自分が相場を見れるタイミングでその確実なポイントが来るとは限らないので、
そういう時は何もしないなど、時間を使ったけれどエントリーなしなどもあります。
例えるなら、サッカーの控え選手で、いつ試合に出てもいいように、気力、体力を常に集中させているのに、結局試合には出られなかったみたいな感じです。
サッカーであれば、実力をアピールして、レギュラーを勝ち取り、常時試合に出るという事もあり得ますが、投資は常に控え選手のような感じなので、そのベンチにいるときの、モチベーション管理が重要であり、大変だなと感じます。
まとめますと、投資で元本をなくすのは損切りが正しく出来ていないためであり、
損切りを正しくするための損小利大が一番難しい技術なので、そこを徹底的に追求する事を一番最初にやるのがよいです。
そして、どんなに技術が付いても相場は自分の都合では動いてくれないので、空振りのときもたくさんあるという相場の常識を知る事が重要です。
この二つを理解して、コツコツやっていければ、ロバートキヨサキが言うように、投資家はお金と時間を両方手に入れられる最強の職業だと思っています。