成功を邪魔する悲観
何か物事を極めようとするとき、当然ですが最初は興味から入ります。
私の投資の例で言うと、
164万円を8年で218億円にした個人に対する強烈な興味です。
この興味をやる気の源泉としてどんどん勉強します。
そして、実際の相場を見ると勉強した知識がたくさん当てはまる事に気付きます。
よって、これは楽勝だと思ってリアルなトレードをしていく訳ですが、ここに仮想とリアルのギャップがあります。
勝率の高い知識を持っていたとしても、それが外れる事もあり、そうなったときに適切に損切りなどの対処をする必要があります。
さらには、上がるか下がるかを判断する分析指標や理論は一つだけではないので、様々な知識が別々の事を言っており、リアルなお金が増減すると、
常に自分に都合のよい知識だけを相場に当てはめようとします。
これにより損大利小になり、資金が減ってしまいます。
ここで、投資は稼げないのではないかと思い多くの人は止めてしまいます。
もしくは、資金が減る事でやる気がなくなります。
けれど、この悲観的なフェーズは成功するためには必ず通る道であり、
その先に成功があります。
ある意味、この悲観的になってきたところがスタートラインのような感じで、
浅い知識で164万円を218億円に出来る訳がないので、ここからなぜそうなってしまうかの猛勉強が始まります。
ここが正直一番苦しいです。負けて落ち込んでいる中、やる気を奮い立たせて一つずつトレード履歴や相場を見ながら、何がいけなかったかの検証をしていく地味で難しい作業だからです。
しかし、私が資格に合格したり、ビジネスで稼げるようになったりしたときの事を考えると、このフェーズは必ず通ってきた道なので、
私の場合はこの悲観フェーズに入った時に、「入ったな」と思う事で精神的に悲観する事なく、これを乗り越えれば道が開けると考え、一気にアクセルを踏みにいきます。
稼げる人と稼げない人の差はこのフェーズに対する向き合い方も大いに関係していると思っています。
投資でもビジネスでも継続する事が大事ですが、その継続にあたっては、苦なく継続できるフェーズと、
知識があるはずなのにうまくいかない悲観フェーズがあり、この悲観フェーズの時に本や教材には書かれていない自分なりの独自の成功法則が導きだされ、素人を脱し玄人になる時がきます。
よって、人によってどのタイミングで悲観フェーズが来るかは様々ですが、
悲観フェーズは、逆にチャンスなので、是非気合いを入れて乗り越えていきましょう。
その際、山の頂上を見るのではなく、足下を見て目の前の課題を一つずつ解決していく事に注力するのがお勧めです。