合う、合わない!
大学2年生が終わりに近づいた頃、ある決定的な事に気付いた。
私は司法試験の勉強をするうちに商法が大好きになったが、
商法で勉強する内容はすべて何年も前に最高裁で判決が出た過去の事例だ。
つまり、法律の世界は時が止まった静的な世界で、法に照らし過去の事実に解釈を加えて、
判決という形で実績(判例)を作るのが主。
対する経済は、未来を作る動的でダイナミックな世界だ。
二つを対比して考えると、その魅力は一目瞭然。
過去起こった事にいくら解釈を加えてもつまらないじゃないか。
そう思った瞬間、私の法律に対する情熱は一気に冷めた。
そして、「今なき未来」を作るべく、起業しようと決意した。
以上、以下の著書のP82より抜粋
タイトル:Super Free Agent Style
著者:与沢翼
こんばんは、福島です(^^)
今日は、与沢さんの著書である「Super Free Agent Style」の中で、
与沢さんが起業を決意した瞬間の思いを綴った文章を抜粋してみました。
私は、学生時代不良をしたり、バイクで暴走したり、牢屋に入れられたりなどの
与沢さんのような破天荒な過去を持っている訳ではありません。
そのため、バックグラウンドは完全に違うなと思います。
ですが、この起業を決意した瞬間の「思い」というのは、激しく共感しました!
私は受験時代と合わせると、約10年「会計/監査」の世界に浸かり、
公認会計士として働いていました。
「会計/監査」の分野が面白くなかった訳ではありません。
寧ろ、かなりの得意分野です。
ただ、「何かが違うな」という思いがずっとありました。
自分は自分の感覚を大事にして選択をする事が多く、
その感覚に基づいて当時も「会計/監査」の世界を去り、
「ビジネス」の世界に参入する事を決意しました。
その時の「感覚」を私は、明確に言葉で表現する事が出来なかったのですが、
上記の与沢さんの文章を読んだときに、
「自分もそういう思いがあったからビジネスに挑戦しようと思ったんだな」と激しく共感しました!
「起業」という事に限りませんが、
人には合う、合わないというのが絶対にあります。
「人がやっているから」とか、「魅力的な世界だから」とか、
「会社設立、代表取締役という肩書きがかっこいいから」などの
形式的な理由ではなく、
自分の感覚に問うてみて、その感覚を言葉で表現する必要はありませんが、
その感覚に沿った人生を歩む事が、自己の欲求を究極に満たす事になり
幸せなんじゃないかなあという事を考えていました。
「何が幸せか」というと、かなり高次元な話になりそうですが、
自分の感覚に正直に生きるというのは、
幸せを構成する一つの要素な気がします!
誤解のないように言いますが、これは自分に楽な選択をした方がいいという事ではありません。
寧ろ、自分の感覚に沿った選択肢があるならば、苦しくてもその選択肢を取った方が、
結果的に幸せになるんじゃないかと思います!