仮想通貨は売り目線
仮想通貨は、現在1日で数十パーセント上がったりするようなものも普通にあり、うまくやればドル箱状態です。
ただ、何でも買えば儲かるとかいう単純な話ではなく、期間をどの程度で考えるのか、テクニカル的にはどうか、ファンダメンタルズ的にはどうかなど、戦略を立ててやらなければ、単なるギャンブルです。
ビットコインも数万円の時代から45万円ぐらいになっていますが、100万円にいって、また数万円まで暴落なんて事もある訳です。
上がっている最中は皆が盲信しているので、そういったどうなったらどうするといった戦略なしでお金を投じますがこれはマジ危険です。
リーマンショックの時に、株価が1/10になった銘柄は金融業界を中心に山ほどあります。
その時には、サブプライムローンといった、その人の年収では到底払えきれないほどの融資がおりたりしていたので、それを返せない人が続出したというのがきっかけです。
そして、それをデリバティブ商品として、何倍、何十倍ものレバレッジを利かせて売買されていたというのが根本的な原因です。
つまりは、現物取引ではなく、レバレッジを利かせた取引が横行すると、暴騰、暴落が起きます。
簡単に言うと、100万円の価値しかないものが、1000万円とかで売買されたりするので、いつかは本来の価値である100万円に戻るという具合です。
仮想通貨も、仮想通貨FXで短期トレーダーが多くいる市場なので、その人たちが一斉に売りに回れば恐らく一気に暴落します。
構造的には、サブプライムローンに端を発して起きたリーマンショックと全く一緒なので、バブルがいつ弾けるかは不明ですが、
ほぼ100%、仮想通貨大暴落時代は来ると思っています。
で、ここからが重要なのですが、私の中ではここまでは結構確信を持っています。
ゆえに、仮想通貨の買いという事に私自身あまり興味がありません。
むしろ「売り」の方に興味があります。
全ての情報が今買い目線の情報なので、仮想通貨を売り目線で考えているなんて言っている人はいないと思いますが、底の方でビットコインなどを買っていない限り、明らかにこっちの目線の方がリスクリターンがよいと考えています。
また、1日数十パーセント上がるというのは、デイトレードとしてはとても魅力的です。
ただ、日本の仮想通貨市場がまだコインチェックとビットフライヤーの寡占状態なので、スプレッドが高すぎてこれは非現実的です。
ゆえに、数週間〜数ヶ月単位のテクにルカ分析オンリーの、スイング投資だったら勝機はあると思います。
が、スイングをするなら、ファンダでも根拠付け出来る株式投資の方が確信を個人的には持てます。
これが、私の現時点での確信です。
これは、海外FXや株式投資といったこれまでやってきた投資に基づく考え方が多分に影響しているため、
仮想通貨トレードオンリーでやっている人は、もっと違った確信を抱く事も当然あると思います。
投資は全て自己責任ですが、確信に基づいた戦略を立てられるかこれが全てだと考えています。
そして、この全体感があるからこそ、デイトレに適したプラットフォームが誕生したら、仮想通貨のデイトレに舵をきるという選択も取れる訳です。
曖昧な内は、小ロットで経験を積む、確信を持ったら大ロットで攻めるこれは実際にお金を投じるかどうかだけではなく、何にどれぐらいの割合で取り組むかという全体の戦略にも多分に影響すると考える次第です。