今年の移住は止めました
ここ数年ずっと考えていた事があります。
それは、 このメルマガ上でも何回か言及した事のある海外移住です。
海外移住を検討した一番の理由は税金です。
日本の場合、 稼ぎが4000万円を超えると個人の税金ベースでも半分取られま す。
さらに、会社をやっているとそれに加え、法人税や消費税、 社会保険料(会社負担分)などもかかります。
そう考えると、半分どころではないです。
頭ではこんな事は会計士の勉強をしていた頃から分かっていた事で すが、リアルに多額の税金等が取られていくと、
これは資産なんて全然貯まらないなと実感したからです。
又、私は2011年に会社を辞め独立しているのですが、 そこから既に6年が経過しており、 起業家としても人としてももっと成長したいという思いがあり、 その起爆剤という意味もありました。
そのため、この1年は東南アジアを中心に、中東、 ヨーロッパなども含め住めそうなタックスヘイブンの地区を片っ端 から検討し、実際に足を運んで行ってみたりもしました。
そらには、 知り合いに紹介などしてもらい現地に実際に住まわれている経営者 の方などのリアルな話を聞いたりもしました。
単純にネットで調べている段階では、 海外旅行とかが好きというのもあるかもしれませんが、 どの国も魅力的に見えこれで税金がほぼないなんて天国だと考えて いました。
しかし、実際に行ってみると、その土地の気候だったり、 生活慣習だったり、 風土など自分に合う合わないというのがあるなという事に気づきま した。
ただ、 その中でもここなら住んでもよいという国や地域もありました。
ネットで調べて、現地に足を運ぶここまでは自分1人で出来、 これだけだったら移住を決断したかもしれません。
けれど、今回の移住は表題の通り断念しました。
というのも、 これまでの人生私は良くも悪くも自分1人で決断して行動してきた ところがあります。
若い時はこの盲目さがよかったりもするかもしれませんが、 私も今年で36なのでそんな事も言ってられません。
過去の経験不足で失敗したなと思う事は修正してよりうまくしてい く必要があります。
というのも、 受験時代と働いている時代を含め私は約10年近く会計士業界にい ました。
しかし、 学問として面白かった会計学も働いていみるとこれは違うなと思っ て辞めた訳ですが、
もし、会計士を目指す時に、 この働き方のイメージが持てていれば、 恐らくもっと早く起業家や投資家として独立していたと思います。
つまりは、資産構築という意味では明らかに遠回りをしており、 それは会計士という職業の側面をメディアなどから一般的に報じら れる年収や資格というプラスの側面しか見ておらず、 リアルに働いている人から出てくるマイナス面(本音) というのは一切考慮していなかったからです。
どんな物事においても、 プラス面があると同時に当然マイナス面があります。
そして、どちらも考慮して、決断するのであればよいですが、 私の場合はこれまでプラス面だけを盲信して突き進むところが傾向 としてありました。
ゆえに、 今回は現地に住んでいる人に主にマイナス面を積極的に聞きました 。
そうすると、どの国でも一見移住というかっこいいですが、 実際は1年、2年で日本に帰っている人が多いという実態です。
なぜ、 帰るのかというとやはり日本にいる時よりは圧倒的に人付き合いが 減る事が多いので寂しかったり、言葉が通じなかったり、 ネット環境を含めたインフラなんかも日本より整っていない事が多 く仕事がスムーズに進まなかったり、 食事が合わなかったりなど日本にいると気にもしない事で大量の負 荷がかかり、 思っている以上にストレスが多くなるからだそうです。
これらは、1国(もしくは1地域)だけではなく、 どの国に移住した人に聞いてもほぼ共通して返ってくる答えだった りします。
個人的には、ストレス耐性はある方だと思っているので、 やっていける自信はあるのですが、 仕事のパフォーマンスを今以上に飛躍させる事が出来るのかと考え ると、日本にいると気にならない事がストレスになる海外よりも、 日本の方が高められるのではと思ったからです。
というのも、やろうと思っている事、やりたい事、 出来ていない事はまだ山ほどあり、 短期的な税金軽減により利潤追及よりも自分のパフォーマンスをレ ベルアップさせる事の方が先決だなと考えたからです。
よって、ここ1年移住検討などで色々時間を割いていたのですが、 やはり全ての環境が整った日本で、再びFX、株、仮想通貨、 物販、情報発信などの仕事に全力投球していく決断をしました。
そのため、 さらに気合いを入れてパワーアップした情報をお伝えしていきます ので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
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