ビットコインは中期投資

先週金曜日のメルマガでビットコインの価格が230万円と書きましたが、 昨日146万円ぐらいまで一時下げました。 その下落幅約36%です。 最高値で買っていれば、100万円投資していたら2日で36万円の含み損を抱えた瞬間があったという事です。 ここで、もし含み損ではなく、損切りで損を確定させていたら、本当にただ単純に短期で36万円損をして終わっただけです。 そして、ビットコインで損をした、投資は怖いというイメージになると思います。 ただ、これは果たして投資なのでしょうか? 私の周りの普通のサラリーマンの友人でも、昨日ビットコイン流行ってるから買ってみようかなという話をしていました。 「ビットコイン」というワードがリアルタイム検索でも1位に最近なったりしており、注目が今一気に集まっているのだと思います。 何で買おうと思うの? と私が聞いてみると、携帯で簡単に売買が出来て手軽そうだからという回答が返ってきました。 さらには、ビットフライヤーやコインチェックのレビューなどの数がここ最近で爆発的に増えており、評価もされているので、信頼性があるという事でした。 後半はまだ分かるのですが、前半部分についてこの友人は短期売買を想定しているという事です。 まず、FXなどで短期トレードをやっている私からすれば、携帯でポチポチやって儲けられるのは、値動きや、資金管理などトレードで勝つために必要な要素を備えた上級者で、最初はPCの前でしっかりシナリオを立てて、分析する必要があります。 次に、1日で36%も暴落する瞬間があるほど、現在ビットコインはボラティリティが物凄くあります。 当然、ボラティリティが高いという事は儲けの機会が多いという事ですがその分その都度当該値動きに対応して波に乗っていかなければいけないので、難易度は上がります。 例えばドル円の1日のボラティリティは1%程度なので、ビットコインのボラティリティがどれだけ高いか分かると思います。 ゆえに、初心者が短期売買をする市場には向かないという事です。瞬で大儲け出来る可能性もあれば、瞬で資金を溶かす可能性もあるからです。 最後に、ビットフライヤーやコインチェックは日本の会社で、信頼性もあるかもしれませんが、手数料がえぐいほど高い時があります。 株だと0.3%程度、FXだと0.1%程度で安定していますが、ビットフライヤーやコインチェックは値動きが激しくなると3%ぐらいにまでなる事があります。 株とかFXでデイトレをやっている人からすれば、これはあり得ません。 100万円分買って3万円とかぼったくりもいいとこです。 いずれ仮想通貨市場がもっと整備されてくれば、この手数料も安くなっていくと思いますが、今は黎明期なので個人的には異常値だと考えています。 そういう意味で、ビットコインの「短期売買」は初心者が始めるには危険だと考えています。 それよりも、余剰資金をドルコスト平均法などで毎月、毎月買っていって取得単価を平均化して中期的な利食いを考える事の方が賢明です。 投資においては、損をしない事が最も大事なので、如何に損をしないかという事がまず考えるべき事になります。 知識、技術がなければないほど、投資期間を長く、取得時期(単価)の分散化というのが有効になってきます。 投資については、10人いれば10通りの考え方がありますが、ドルコスト平均法による平均取得単価の平均化というのは、比較的長期では利益の上げやすい投資法なので、考え方として持っておく事をお勧めします。 *ドルコスト平均法とは http://certificate-ex.com/Lb7/28621

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