ビジネスと投資での儲けの思考の違い

昨日、稼げる人の3つの特徴と題して記事を書かせて頂きましたが、 本日は、そもそも稼ぐ思考とは何なのかという事を話させて頂きます。 というのも、ビジネスと投資で稼ぐ思考というのは異なります。 この辺がごっちゃになっていると、ビジネスでは稼げるけど投資では稼げないや、その逆に投資では稼げるけどビジネスでは稼げないとなります。 まず、投資の方が分かりやすいので投資における稼ぐ思考についてお話します。 これは、ズバリ「逆張りの思考」です。 現在、NYダウや日経平均などが暴落というように騒がれていますが、こういう暴落の時に売る事ではなく買う事を考えるというのが逆張りです。 逆に、皆が楽観し、相場が上昇している時に売りを考えるという事です。 よく投資の教科書で初心者は順張りをしましょうというような事が書かれていますが、この言葉を信じ順張りばかりを繰り返してくれる初心者がいればいるほど、逆張りの人が儲かります。 なぜ、投資の世界では逆張りがよいかというと、限られたパイを取り合うゼロサムゲームだからです。 投資の世界では誰かが売ったものを買い、買う人がいるから売る事が出来ます。 そして、安い時に買って、高い時に売る事が投資で儲けるには必要なので、安い時に売ってくれたり、高い時に買ってくれる存在が必要で、逆張りトレーダーにとっては順張りトレーダーがその存在になります。 反対に、順張りトレーダーの場合には、自分より後から入ってくる順張りトレーダーしかその相手方がいません。 つまりは、逆張りトレーダーの方が、自分が買った値より高く買ってくれる人や、自分が売った値より低く売ってくれる人がたくさんいる事になりそれだけ儲かる確率が高くなるという事です。 ゆえに、順張り思考より、逆張り思考の方がよいという事になります。 次に、ビジネスにおける稼ぐ思考についてですが、これは真似て工夫する事です。 投資における順張り、逆張りに当てはめると、順張りです。 ビジネスというと、誰もライバルがいないブルーオーシャンを探しがちですが、稼げていない人が発見するブルーオーシャンというのはブルーオーシャンではなく、何らかの理由で採算が合わず稼げない分野である事がほとんどです。 そうではなく、稼いでいる人がたくさんいるレッドオーシャンを探します。 皆がやっているから自分もやるという事です。 例えば、私がビジネスとしてやっているアマゾン転売やネット通販なども、私が初めて行ったビジネスであったり、私だけがやっているビジネスという訳では当然ありません。 多くの人がやっていますし、多くの人が結果を出しています。 まずは、そういうところで勝負するという事です。 ネット広告などで今まで聞いた事もないような新しいビジネスなどを目にしても、そちらに飛びついてはいけないという事です。 なぜならば、ビジネスというのは、需要があって初めて成り立つもので、この需要というのは時代やその時の環境によって変わっていくものであり、それらに合わせて行く事が必要です。 そして、時代に合わせてこの需要を測る事が最も難しいので、そちらに労をかけるのではなく、需要がある事が既に分かっているレッドオーシャンに取り組む事の方が稼ぐには遥かに近道です。 もちろん、レッドオーシャンというからには供給側のライバルは多い訳ですが、そこを切り口を変えるなどの差別化で、より顧客に価値を提供出来るようにすれば稼げます。 すなわち、投資と違いビジネスはどこに金脈(需要)があるかというのを探す必要があり、供給者(ライバル)が多いところは、金脈(需要)がある確率が高いので、まずはライバルに倣って自分もその分野に参入するという思考が重要です。 *ライバルのいない自分だけが出し抜いたビジネスで勝負しようという思考は失敗する確率が高いです そして、分野を決めたら、その中でパイを奪うにはどうすればよいか又は、その需要にマッチする新たな価値の創造は出来ないかなどを考えて価値提供していく事が重要です。 以上、投資とビジネスで稼ぐ思考を説明してきましたが、 投資でもビジネスでもその中にもたくさんの細かい分野が存在し、それぞれ思考法が微妙に異なったりします。 ゆえに、重要なのは取り組んでいる分野で稼ぐための原理原則を常に考えて、どういうように勝負する事が最短のルートかという筋道を立てて物事に取り組む姿勢が大事であると考える次第です。

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