トレードで稼ぐ難しさの答え
私自身はビジネスもトレードもやっていますが、
トレードについてはビジネスに比し、常々作業は簡単だけれど、稼ぐのは何か難しいと最初の頃は感じていました。
もちろん、少し稼ぐだけだったらいいのですが、安定的に大きく稼ぐと考えた場合、上記のように感じていました。
で、何が難しいのか色々考える中で、稼ぐという事をビジネス、トレードそれぞれ方程式にすると分かりやすいなと思いました。
やる気があるなどのマインドは当然の前提として、
物販などビジネスで稼ぐという事を方程式に直すと
「手法×資金=稼ぐ」
という方程式なりますが、
トレードで稼ぐという事を方程式に直すと
「手法×資金×精神力(トレードメンタル)=稼ぐ」
となり、「精神力(トレードメンタル)」という要素が1個のっかります。
これはどういう事かというと、前にも少し似たような事を書いた記憶がありますが、
改めて再度整理して書くと、トレードにおいては
エントリーポイントに来るものがないときはやきもきしますが待たなければいけません。
次に、エントリーポイントに来てエントリーしたものの、含み損がどんどん膨らんだとしても、想定の損に至るまでは待つ必要があります。
さらには、長らく含み損になっていたものが、やっとちょっとプラスになったとしても、想定の利益確定ポイントに達していなければ、早く利食いたい気持ちを抑えて我慢する必要があります。
通常、稼ぐという時はがんがん作業を能動的にこなすというイメージだと思いますが、
トレードというのは一般の精神状態とは真逆のこういった我慢の連続です。
これが、我慢出来ないと中途半端なところで入って、中途半端なところで利益確定して、損切りが適切に実行出来ないなど、同じチャートを見ているはずなのに、稼げる人とは全く違った事をやり、資金を溶かしてしまいます。
この3つの我慢(待つという作業)は、頭で分かっていても、実際にやれる人が少ないので、ほとんどの人がトレードで負けます。
さらには、上記の3つの我慢をしながらも、エントリータイミングにはしっかりエントリーする必要があります。
一般的にはビビるようなところが稼ぐポイントだったりするので、
そういうところでも理論的に適切だと判断すればしっかり入っていく事も上記3つの我慢に加え必要な精神力の一つとなります。
以上のように、資金があるだけでは当然稼げず、
手法が分かっていてもそれだけでも稼げず、
このトレードメンタル(精神力)が備わって初めて安定期に大きく稼ぐ事が可能になるのだと考えます。
投資に関しては様々な情報番組などで証券アナリストのようなプロっぽい人が相場予測などを毎日していますが、
それで稼げるのであれば、自分で独立してがんがんやっているはずで、知識だけでは勝てないという事です。
投資で資産を築くのは大抵「1個人」です。
証券会社のトレーダーではなく、1個人の方が稼げるという事実は、トレードで稼ぐという事においては、
莫大な資金があるとか、最先端の知識があるとかではなく、どれだけ自己の資金で相場というものにリアルに対峙して、
トレードメンタル(精神力)が付いているかという事の方が重要であるという事を証明していると思っています。
もちろんある程度の資金があったり、トレードの知識、勝てる手法などを知っているという事が大前提ですが、
ビジネスと比し、このトレードメンタル(精神力)というものを養う事も稼ぐ要素として重要という事が認識出来ているかいないかでも、トレードで稼げるか稼げないかにおいて大いに重要だと考えています。
そして、勝てる手法を知って、このメンタルも鍛えていければ爆発的に稼げるようになるという訳です。
是非、トレードをやる際は意識してみて下さい。