トルコリラ暴落に見る投資スタンス
先週末祖父母のいる鳥取に帰り墓参りをしてきました。
正式にはお盆の今の時期に行くのがよいのでしょうが、 私は毎年お盆の時期を外して帰っています。
というのも、帰る時はいつもマイルで帰るので、 お盆のハイシーズンはさすがにマイルでの飛行機の席予約が出来な いからです。
通常料金を払うとハイシーズンという事もあり往復で7万円ぐらい かかるため、マイルでタダで帰るのとはコストがかなり違います。
私は海外旅行や国内でも飛行機で行くときはマイルを使うので、 移動で大きなお金を使う事はほぼありません。
よくそんなにマイルがあるねと周囲から言われる事がありますが、 ビジネスの経費などをカードで支払っていたり、 プライベートでの細めな買い物などもほぼ全てカードで払っている ので、自然と貯まっている感覚です。
東京とかだとほとんどの店でカードが使えるので、 携帯とパスモとクレジットカードだけを持って、 他は何も持たず行ったりします。
というのも、私は何かを持って歩くのが好きではなく、 出来るだけ身軽に動きたい性分でそういう意味でもクレジットカー ドというのはマイルも貯まるし私の中では非常によいアイテムです 。
ただ、暗証番号やサインを書いたりというのが面倒臭いですね。
早く、携帯のQRコードをかざせば決済完了など、 携帯1台を持てば全て事足りるというような社会になってほしいな と心底思っています。
さて、前置きが少し長くなりましたが、 先週末トルコリラが1日で20%も下落するなど、 歴史的な大暴落をしましたね。
トルコリラは利回りが現在17%程度でスワップ(利息) 目的で持っている一般投資家も多く、 しかもレバレッジとかを利かせている人は損切りを余儀なくされ悲 惨な事態だったと思います。
私も少しは持っているのですが、 完全なる現物投資で価値がゼロにならない限り強制決済とかされる 事はなく、10年、20年持つ感じでやっています。
投資はバランスで、利回り17%というのは、 通貨としては明らかにハイリスクな商品になります。
ゆえに、 こういったハイリスクな商品にレバレッジというハイリスクな仕組 みを掛け合わせてはダメで、 ハイリスクな商品に投資をする時には現物でしかも自分の資産の極 一部にするというのが定石です。
投資は、どんな分野でも勝率100% を目指す事が最も大事であると個人的には思っています。
というのも、勝ったり負けたりでは実は中々資金が増えず、 損切りをしないというのがどんな投資でも一番大事です。
*世界一の投資家ウォーレンバフェット氏の勝率は99%です。
一般的には、損小利大が大事などと言われ、損切りは早めにして、 利益は出来るだけ伸ばすという事が原理原則のように言われますが 、 私の中では損切りゼロを追求する事が最も大事であると考えていま す。
こういう思考をする事で、入る位置を注意しますし、 ロット管理などでも常に余力を残した投資をする事が出来るように なると考えるからです。
例えば、価値が半分になった時は損切りするのではなく、 ナンピンするなど買い増す事を考えるべきですし、 買い増すほど将来を確信出来ないなと思えば、 投資期間を5年で想定していたものを10年、 20年などに伸ばす事によりインカムゲインがあるものであれば、 そちらで回収する事を考えます。
ネガティブな時には全てをネガティブに考えがちで、 激しく暴落している時に損切りしてしまう人が多いですが、 それだと実は中々資金は増えず、 そういう時こそ上記のように期間を伸ばしたり、 買い増す事を考え当該投資で損をしない事を考えるべきなのです。
私の知り合いで6年塩漬けした株をプラスで最終的には決済したと いう人がいます。
個人的には、これが正解だと思っています。
もちろん、一番よいのは買った瞬間から上がり、2倍、 3倍に増える事ですが、そういう投資ばかりではありません。
決済する時はそれよりよい投資先が見つかった時だけで、 それ以外の理由でただ暴落していて含み損が膨らんでいるから決済 するとかは投資ではNGだと個人的には思っています。
だからこそ、投資は余裕資金でやるべきですし、 そうならないように勉強だけは日々しっかりやる事が重要になりま す。
いずれにしても、私の投資スタンスは100% の勝率を目指すというのを基本にしてやっています。
その勝ちを出来るだけ短い時間で達成出来たり、 より大きな利益を獲得出来るように日々勉強、 実践を繰り返している感じです。
上記の投資スタンスはあくまで私が経験の中で確信している事です が、投資をやるにあたっては、 必ず自己の投資哲学を持ってやる事をお勧めします。
そうしなければ、 暴落して含み損が膨らんでやばいと思って決済を繰り返すというよ うな負ける典型的な素人投資家になってしまう可能性が高いからで す。