ステージが明確になっているか
昨日は投資資本利益率(ROI)の話をさせて頂きました。
例えば、資産1億円を築いて年間5%の運用をすれば、年収500万円です。
この状態であれば、働かなくても日本において普通の生活が出来ると思います。
働くという事から解放されるかどうかを考えるにあたって至ってシンプルな基準です。
しかし、周りを見渡してもこの状態の人はほぼいないと思います。
日本人の中で資産1億円以上は2%と言われますが、
この中には代々資産家で、生まれた時からお金持ちで、それを引き継いだという人も多いと思います。
つまりは、一代で資産1億円以上を築く人というのはごく少数だという事です。
にも関わらず、毎年宝くじを買う人が多いように、資産1億円以上を築きたいと思っている人は多いわけです。
このギャップはなぜ生まれるかというと、これもシンプルで、多くの人は資産1億円を築く為のやり方を間違っているからです。
例えば、サラリーマンの生涯賃金として2〜3億円稼ぐ人は多いと思いますが、
これで普段の生活をしたり、税金/社会保険料を払ったりしていると、資産としては残りません。
又、生涯賃金で1億円を稼げない働き方をしていれば、資産1億円にはいきません。
当たり前ですが、多くの人が資産1億円を築いていない以上、多くの人と同じではダメなのです。
そこで、資産1億円を一代で築く人にフォーカスするとビジネスを自分で行う事によりお金を稼ぐ起業家がいます。
*広い意味ではスポーツ選手や芸能人なんかも自分が商品というだけで、これに含まれると思っています。
・1000億円以上
柳井正、孫正義、三木谷浩史
・500億円~1000億円未満
稲盛和夫、國分勘兵衛、金沢要求
・100億円~500億円未満
石橋寛、宮内義彦、多田勝美、ビートたけし、イチロー
上記のように、サラリーマンでは考えられないような資産を築けるのがビジネスです。
しかし、ビジネスをして資産何百億円と築く人もいれば、破産して無一文になってしまう人もいます。
さらには、そこそこの稼ぎはあるものの、常に忙しく自転車操業で働き、資産を築くどころではないという中小企業の社長さんも多いわけです。
なぜならば、ビジネスというのは、「市場規模」、「人、モノ、カネによるレバレッジ」、「ライバル」、「時代の流れ」など、稼ぐ上での可変的なパラメーターが多く、
そもそも資産1億円を築けないようなビジネスをやっていてはダメですし、今やっているやり方が合わなくなったら、それを変化させていく能力が求められます。
これは情報発信した当初から言っている事ですが、月収100万円というのは努力の世界です。
そのため、「月収100万円を稼ぐ能力=資産1億円を築く能力」にはなりません。
なぜならば、その時通用した方法で未来永劫通用するわけではないからです。
さらには、自転車操業的になってしまうビジネスの場合には、稼ぐ額と共に機動性が落ちて来て、
足し算的には資産1億円にいきそうだと考えられても、どこかで限界が来ます。
よって、ビジネスの今の収益が市場環境が流動的なビジネスの世界で何十年も続くと考えるのは危険です。
そのため、ビジネスをするのであれば、今の収益源は引き続き伸ばしつつ、常に別の種を時代に合わせて育てる必要があります。
私の場合はそれがアマゾン転売からリピート通販ビジネスへの以降でした。
次に私が何を思ったかというと、ビジネスというのはある一定以上の稼ぎを生み出そうと思うと、
やっぱり「人、モノ、カネ」のレバレッジだという事です。
一人で出来る作業には限界があるため、そこから伸ばそうとすると、人を雇う必要があります。
さらに、人を雇えば給与などの人件費が発生し、別の新たなビジネスをやろうとすると、
既存のビジネスに加えお金もかかるので借入が生じます。
又、それに伴い、設備や在庫などのモノも増えていきます。
ビジネスで資産家になった人たちは、一様にこれらの組織化を追求している人たちばかりです。
しかし、私は常に誰からも縛られる事なく1人で気楽にやるという事に人生において価値を見いだしているので
資産家にはなりたいですが、今やっているビジネスの延長線上でなる資産家に自分の理想はないなと思いました。
よって、アマゾン転売、通販を1人で出来る限界の稼ぎまで増やして、そこからまた新たなビジネスをやるというのではなく、
トレードに完全にシフトしました。
トレードはどれだけ稼ぎが増えても、「人、モノ、カネ」が増えるというものではなく、
かつ経済がなくならない限り、未来永劫同じ手法で稼いでいく事が出来るので、これで稼げれば私の成りたい富豪の理想型だからです。
当然、最初はトレードで本当に安定的に稼げるのかという思いはありましたが、今となっては、完全にその思いも払拭されています。
知識がないと不規則に動いているように見える相場ですが、しっかり分析出来れば、
常に不明なはずの未来の可能性の選択肢を明確に出来、
その場その場で適切に対処する事が出来るので、トータルではやればやるほど利益があがっていくという状態になります。
よって、自分自身がトレードでも継続的に大きく稼いでいく確信が持てたので、スクールを開催して今は教えてもいます。
というように、やらないと分からない事が多いですが、私は色々やってきて、上記のような変遷を辿ってきました。
資産1億円を築くという目標を立てるとすると、そこにいくためには何段階かのステージがあります。
だからこそ月収100万円を1つのステージで稼いでもそこで終わりというわけではありません。
それが資産1億円に繋がっているものなのか、さらにはその延長線上にある課題を明確に出来、
自分がそれを受け入れる覚悟があるのかを判断する必要があります。
今日は、ちょっと長くなってしまったので以上です。
自分の今のステージと、そこから資産1億にいくために歩むべきステージを一度考えてみるとよいと思います。