お金への執着心

今日は、「お金への執着心」というテーマで記事を書こうと思います。 というのも、これが強いとある程度稼げてもその後稼ぎが鈍化すると考えており、投資においては特にそうだと感じるからです。 お金持ちになった人がお金に執着しない事が金持ちになる秘訣であるみたいな事を書籍などを通じて聞いた事がある人も多いと思います。 私自身当初はもう人生上がってしまったお金持ちになった人の偽善的なフレーズだなと感じていました。 なぜならば、稼ぎたいという欲求が行動を突き動かしブレイクスルーをしていく原動力になると思っていたからです。 しかし、ビジネスや投資をやっていく過程で徐々に私なりにその意味が分かってきました。 どういう事かというと、 生きていくためには、現代社会においてお金を稼ぐというのは必須です。 ゆえに、生きていくに足るお金を稼ぐ事においては本能的に皆が執着して当然です。 例えば、副業から独立するに当たって今の給与以上は稼いでから独立しようと考える事などは当然で、ここまでは稼げないと生計が成り立たないというレベルまではメチャクチャお金に執着します。 が、月収100万円、200万円など収入が上がっていくに連れ、月30万円で生計が成り立つ人にとっては、余分なお金な訳です。 こういう状態になると、お金への執着心だけだと、収益の伸びが鈍化します。 というのも、自分が現実社会で使うお金の範疇を超えているので、それ以上稼ぐ事へのメンタルブロックがかかるからです。 一種の恐怖心のようなものです。 つまりは、お金をお金だと思う事により、自然と自分の生活水準などで捉えてしまい、それを超えて稼ぐ事にブレーキがかかります。 ここで、お金をお金と思わない事が重要になってきます。 例えば、ゲームなどで主人公のレベルを上げる事に躊躇する人はいないと思います。 もし、その主人公が現実社会にいれば、自分より遥かに強く恐ろしい存在であるにも関わらずその感情を抱く事はなく、より強い相手を倒すためにレベルをどんどん上げる事に勤しむと思います。 これは、ゲームと現実社会を切り離して考える事が出来ているためです。 お金を稼ぐ事も一緒で、私はFXとかを時々ゲームと表現する事がありますが、本当にゲームだと思ってやっています。 ただ、単純に口座の数値が増えていくゲームです。 こう考えられるかどうかが収益の伸びを鈍化させずに伸ばしていくコツです。 稼ぎの額を増やそうと思ったら、現実社会のお金だと思ってはダメです。 要らないお金を稼ぐために人は本気にはなれません。 資産100億とか1000億ある人がそれを現実社会で使うと思いますか? 答えはNoです。 生活水準は普通の人より高い人が多いと思いますが、自分の生活水準を超えて余りあるお金があり、もう働かなくてもよい状態なのに、稼ぎ続ける訳です。 このモチベーションは、私なりの表現をすれば皆ゲーム感覚で、お金を稼ぐ事を行なっていると解釈しています。 これが、お金持ちが言うお金に執着しないという事の私なりの解釈で、資産を構築しようと思えば、今の生活費以上は必ず稼ぐ必要があり、余分なお金を稼ぐ事をどれだけ頑張れるかです。 そのため、現実社会で使う所謂「お金」に対する執着心を捨てお金を単なるレベルなどの数値と置き換える事が重要です。 特に投資などは、利益確定するような取引でも必ず含み損といってマイナス状態に一時なる事があります。 ここで、このマイナスがリアルなお金の減少だといちいち動揺していては、正常なトレードなど出来ないからです。 最近収益の伸びが鈍化しているなと感じる人は、自分がお金に執着し過ぎていないか今一度振り返ってみる事をお勧めします。

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