零細企業最強!

こんにちは、福島です(^^) 新年度も早1ヶ月が過ぎようとしていますが、新生活をしている方は慣れましたか!? 私の周りでは、新年度に合わせ独立をする方が結構いました。 昨日も新たに4月から独立された方と話しをしていたのですが、 やる気と勢いに満ちあふれていて、こっちも刺激されます。 その方は現在輸入ビジネスで、30~50万円程度を安定的に稼いでいるのですが、 話を聞いていると、資金面でのやり繰りに結構神経を使い、四苦八苦している感じがしました。 そのため、即借金を勧めました! 我々のような個人でビジネスをやっている存在は、世間一般からすると零細企業として分類されます。 零細企業とは小規模な企業を指し、明確な定義はないのですが、ここでは従業員10名未満で資本金1億円以下とします。 新規にビジネスを始める場合には、この零細企業に属する場合がほとんどです。 また、生涯この零細企業に属する場合もかなりの確率であるでしょう。 「零細企業」というワードのイメージはなぜか「弱小企業」というような負のイメージで使われる事が多いですが、 年商1億円で利益率が1%よりも、年商1千万円で利益率が20%の方が儲かっているように、 人やモノ、資本金の大きさだけではその企業の実態を図る事はできません。 なので、「零細企業」=「弱小企業」という定義はまず今の世の中では間違いです。 (規模の経済が最大の効果を発揮していた20世紀型のビジネスでは当てはまるかもしれませんが) しかし、世間一般では「零細企業」=「弱小企業」という公式が未だに成り立っています。 そのため、国も弱い存在として保護をする体制をとっています。 例えば、 資本金が1億円以下であれば、年間800万円までの法人税率は18%ですが、資本金が1億円超になるといきなり30%となります。 同じ800万円を稼いでも96万円も支払税金に差が出てきます。 また、ビジネスを行う上では必須の交際費などについても資本金が1億円超になると一切認められなくなります。 例えば年間100万円の交際費がかかっていたとすると、零細企業の場合にはその9割である90万円は経費として認められますが、 資本金が1億円超になると1円たりとも経費としては認められません。 その他にも、零細企業が税制面で優遇されている場面は多々あります。 よって、企業のHPなどを見て資本金を1億円としているところは、 明らかにこういう税制面を意識しての事なので、ご自身の会社の資本金などをチェックしてみても面白いかもしれません! 話が少しそれましたが、 上記の点で零細企業の方が効率的にお金を手元に残しておく事が可能になります。 また、上述の最近独立した方に即借金を勧めたのは、融資面でも零細企業は優遇されているからです。 例えば、個人で消費者金融からお金を借りようとすると、20%超の利率が課される事はざらです。 (出資法で規定されている上限金利が29.2%なので、最高それぐらいの金利が課されます) しかし、零細企業として、住んでいる自治体から融資を受けるとすると、年利1~2%ぐらいで借りる事ができたりします。 http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-540/seido/sikin-14.html これは、零細企業と言えどビジネスを行う媒体は、後に税務支払いの増加や雇用の創出に貢献すると考えられており、なるべく保護しようという環境があるからです。 さらに、輸入ビジネスを個人で行うにあたって、今の資金にプラスして200~300万円ぐらいあれば少し余裕をもってビジネスをできると感じると思います。 この200~300万円という金額は 個人でいうと大金ですが、貸す側の自治体からするとレストランや歯科、建築会社など初期費用が数千万円単位でかかる事業にも当然に貸している事から、 その金額は小額と看做される事が多く、無担保で借りられる自治体も結構あります。 この場合事業計画などを書いて提出するなどの一定の作業は必要ですが、 この辺はある程度のテンプレートがあり、それに実態を加味した感じで書けばよくそんなに難しくはありません。 よって、 ある程度稼ぐ力があり、資金力の無さが成長の妨げになっているなと感じた人には、上記のような事を説明したりしています。 (もちろん借金の斡旋をしている訳ではありませんので(笑)) このように、世間一般では負のイメージを持たれる事の多い「零細企業」ですが、 個人的には現代においては一番資産を築きやすい形態かなと思っています。 (特にインターネットビジネスでは) なので、零細企業として制度をうまく活用しどんどん資産を増やしていきましょう!

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