こんにちは、元公認会計士の福島哲也です。
私はお笑いやドラマなどはテレビで見ますが、
ワイドショーを始めニュースなどはほぼ見ません。
*モーサテなど経済ニュース番組は見ます
というのも、
「公正世界仮説」を理念として持つ分には良いですが、
現実世界で他人に向けるべきではないと考えるからです。
公正世界仮説とは
人間の行いに対して公正な結果が返ってくるものであると考える認知バイアスもしくは思い込みです。
例えば、政治家や犯罪者、お金持ち、コロナ感染者など必ずニュースなどでは悪く報道されますが、
本当に悪い行いをしているのであれば避難される側面もあると思いますが、
政治家の中にも良い志と行動をしている人はおり、犯罪者として認定されていても冤罪のケースだってある訳です。
又、お金持ちが殺害などされると特にワイドショーなどで取りざたされますが、
これもお金持ちは何かずるをしてそうなっているというような偏見から、
皆がバランスを取りたい需要とマッチするからだと思います。
さらには、近所でコロナ感染者が仮に特定されれば、
周囲からは感染するような環境に身を置いた
その人が悪いかのようなマイナスイメージを持たれるかと思います。
すなわち、
人は常に世界は公正であると思う傾向があり、
コロナ感染者という被害者にさえ、原因は絶対感染者にあると思い込みやすく
公正さを振りかざします。
世界は公正であるという理念は私も共感しますが、
現実世界では必ずしもそうとは限らないので、
お笑いやドラマなど作り物でこの理念を追求しているような番組は好きですが、
リアルの世界にこれを持ち込んでいるニュースなどは好きではないという訳です。
現実世界で全てが公正という事はあり得ないので、
一見非難や批判されているものでも、その逆の可能性も常に考えて
物事をフラットに見るという事が大事であると考えます。
そうしないと、自分もその感情や考え方に巻き込まれ、
公正でない現実世界で常に不満と憤りを感じ生きづらくなってしまうからです。
先日の記事などとも重なりますが、公正さを振りかざして他人を非難/批判のではなく
もっと自分ごとに集中する方がよいと考える次第です。