数値的な考え方を頭から抜く
1年365日、1日は24時間、1週間は7日など、 これらの事は常識で、皆、 自然にこれらを意識して生活しています。
例えば、1日23.5時間で暮らしたり、 1年の始めを1月1日ではなく、 12月18日とか適当な日でも言い訳です。
しかし、普通はこれだと気持ち悪く感じるので、 1年を365日として、1日は24時間、 1週間は7日で生活します。
つまり、人は意識しようとしまいと数値に支配されています。
そのため、 年収400万円より年収1000万円の方がいいと感じやすいです し、
1000万円の家より、 5000万円の家の方がいいと感じやすいです。
しかし、当たり前ですが、年収1000万円の人より、 年収400万円の人の方が幸せという事はあり、 年収と幸福度に正比例の関係なんてありません。
あるとそれば、 年収400万円より年収1000万円の方がよいという数値に支配 された妄想で悲観的になる事で不幸になるぐらいです。
また、ビジネスなどにおいても、 月収10万円よりも月収100万円の方がよいと感じます。
当然両者を比べた時はそうなのですが、 初心者がいきなり月収100万円になれる訳はなく、 通常月収10万、30万、50万など経ての100万です。
さらには、 経験上全くの0から月収10万円までは異常に時間はかかります。
つまりは、努力の量と稼ぎというのは正比例ではなく、 時差を生じて結果として現れます。
幸福度と一緒でこの成長度というのも目に見えて分かるものではな いので、把握がしずらいです。
そのため、把握がしやすい、時給で人は考えがちですが、 これだと一生月収100万円にはなれません。
つまりは、成長というのは、 最初はゆっくりで臨界点を超えると加速するという性質のものなの で、
常に一定のリズムを刻む時間とは完全に切り離して考える必要があ ります。
しかし、上述の通り、 人は意識せずとも数値に支配されているので、 この時間に比例して収入が発生するという時給感覚が抜けず、 成長するための努力を途中で諦めてしまいます。
幸福や成長など人にとって重要な事は目に見えず数値化出来ないも のがほとんどなので、これらを求めるためには、 意識的に数値的な考え方を頭から抜く必要があると考える次第です 。