昨年末フランス
昨日の記事で、株価が暴落した場合には以下の3つの利益を上げるポイントがあるという事をお話させて頂きました。
1、暴落相場を売りで取る
2、暴落相場の最中の反発を買いで取る
3、暴落しきった後超割安銘柄に買いを仕込んで大きな利益を上げる
そして、「3」は暴落してから1~2年後であるケースが多いので、今考えるべきは「1」「2」という事になるという話をしましたが、ここで利益を上げるポイントは分かったが具体的に何に投資をすべきかという問題が出てきます。
なお、「1」「2」は一連の相場の動きの中で起こるものなのですが、どちらが取るのが簡単かというと圧倒的にに「2」です。
「1」は後からここが暴落の始まりだったという事は分かりやすいですが、その最中はそれを捉えるのが難しいものです。
ゆえに、「1」「2」全てを取ろうとせず、「2」だけでもまずは取るという考え方が最初は有効です。
*知識を付ければ「1」も当然取る事は可能です。
よって、今回は「2」を取る時に扱うべき銘柄について言及させて頂きます。
相場は下がり過ぎたものは必ず反発(上昇)するので、その反発を狙う訳ですが、リーマンショック級の暴落が来た時には普段下がり過ぎのゾーンなどに入ってこない優良銘柄も下がり過ぎゾーンに入ってくるので、そういった銘柄を狙います。
では、日本株の中で最も優良銘柄は何か?
優良銘柄の定義は色々とありますが、一番は倒産確率が最も低い銘柄です。
相場は上下動を繰り返すという大前提の元投資は行われますが、唯一倒産してしまった場合にはゼロになり、上がる事がないからです。
では、日本株の中で最も倒産確率が一番低い銘柄は何か?
トヨタか?ドコモか?ソフトバンクか?
いずれも、倒産確率は限りなくゼロに近いと思いますが、ゼロではありません。
答えは「日経平均株価」です。
日経平均株価とは、東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄を選定し算出された株価の事を指します。
日経平均株価の構成銘柄は以下の通りでトヨタやドコモ、ソフトバンクなど日本を代表する銘柄が225含まれています。
http://tty1.jp/l/m/QTUbABm2tcHPaB
例えば、トヨタやドコモ、ソフトバンクが倒産して株価がゼロになっても、日経平均はゼロにはなりません。
日経平均がゼロになるという事は日経平均に含まれる日本を代表する企業が全て倒産するという事を意味しており日本経済が終わるという事なので、資本主義社会においてこれはあり得ません。
ゆえに、損をしない事が投資であると考えると、絶対に倒産しない日経平均株価(超優良銘柄)が下がり過ぎのゾーンに入ってきたら買う事が一番手堅いという訳です。
なお、「日経平均株価」自体は投資対象銘柄ではなく参考指数なので、実際に投資するのは日経平均株価と動きが連動する「日経平均先物」になります。
以下、昨年のある1日の取引履歴(70万円の利益)ですが、通貨ペアの箇所がJP225となっているかと思います。
http://tty1.jp/l/m/iKNSVFviWEF3wO
これは日経平均先物に投資をしている事を意味します。
実は、この時も日経平均が3000円ぐらい下落していた時で、暴落をしており、上記の「2」を狙って取引をしたものとなります。
平時はこういった暴落は稀ですが、リーマンショック級の大暴落が来るのであればこういった暴落が頻繁に起こる事になり、チャンスという訳です。