完璧主義と実力不足

こんにちは、元公認会計士の福島哲也です。

本日は「完璧主義と実力不足」というテーマで記事を書かせて頂きます。

何か物事を実行する際には完璧に準備したりせず、
6〜8割ぐらい想定出来たらどんどん実行に移した方がよいだったり、
仕事などは全てを完璧にしなくても要点を捉えてスピードを重視した方がよいなど
「完璧主義」というのはどこかネガティブに捉えられる事が多いかと思います。

これは、完璧主義というのは実は実力不足から来ている事がほとんどだからです。

実力不足のため、粗が気になり、さらに当該粗が重要なのかどうかという判断も上手く出来ず
目に付いた粗は徹底的に潰すという完璧主義になりやすいという事です。

逆に、今の実力で十分こなせる事については
多少の粗は気にせず要点を掴んで短時間で効率よく行うことも可能ということです。


又、過度なリスク回避的な思考もこの完璧主義の一因となります。
失敗したくないという思いが強ければ強いほど完璧主義になりやすくなります。


すなわち、完璧主義というのはこの実力不足と過度なリスク回避的な思考からもたらされるので、
ついつい完璧主義になりがちで、物事が効率よく進まないという場合は
実力を付けるかリスク許容度を上げるとこの完璧主義の状態から逃れられます。

そして、往々に自分が完璧だと思っても結果を出すには不十分であることが多かったりするので、
完璧主義になりがちな時はリスク許容度を上げ失敗などを含めた経験を積む事により
実力を付けてしまった方が結果的により早くその物事を上手くこなす事が出来るようになるという訳です。


なお、これは性格もありますが、
新しく始めた事に関しては誰でもそうなりやすくなります。

例えば、投資を始めようと思った際も
学び出すと学んでいない事項が次々と出て来てどこまでいっても不十分という感じがしてしまいますが、全てをしっかり学んでからやろうというスタンスよりは、
上記の通り6〜8割ぐらい学んで(理解して)出来そうと思ったらどんどんやってみると経験値が上がるので結果を出すには何が重要なのかがより分かってくるのでどんどん上手くなります。

反対に、全てを理解してからやろうと思うと、仮想通貨など新分野などは特に
新しい知識などもどんどん出てくるため、いつまでたっても開始出来ない事になります。

それよりも、やりながら学んでいった方が
情報もタイムリーに掴みやすくなり、
結果的に利益を得るという目的にもいち早く達しやすいという訳です。

では、本日は以上です。
今週もお読み頂きどうもありがとうございました。

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