FXを極める事は可能なのか?

私のFXの戦略は、手法(考え方含む)を固定し多通貨を取り扱う事です。 ゆえに、自分が相場を見た時に最も優位性があると感じる通貨ペアに取り組みます。 多通貨と言ってもロシアルーブルやシンガポールドル、フィリンペソなど短期トレードには向かない流動性が低いものは除くので先物を入れて20~30ぐらいです。 そして、FXについては分析指標や理論が山ほどありますが、私が使用するのはシンプルなものを少し使う程度です。 そして、この固定された手法(考え方含む)をどの通貨ペアを扱う時でも採用します。 というのも、FXにおいては分足や時間足、日足など同じ通貨ペアでも時間軸を変えると見え方は全く異なり、ここがFXを難しくする要素の一つなのですが、これら複数の時間軸を分析するのに、たくさんの分析指標を用いても異なる結果が出るのは当たり前で、困惑するだけだからです。 ゆえに、使う分析指標はシンプルにトレンド系とオシレーター系を1つずつぐらいがちょうどよいのです。 先日ドイツDAXの例を出して、上げ下げを予測するのと、利益を上げられる事は違うというような事をお話しましたが、 トレードで勝つためには、分析指標等を使って相場の上げ下げを予測する事も大事ですが、当該予測を前提に如何に有利に戦えるかという事を考えてやる事が実は非常に大事です。 例えば、ドル円で111.045-110.020の間で止まる可能性が高いと予測した場合は、空売りを考えると111.020に来るまで売らないとか、111.045-110.020の間の中でどこで止まるかまでは分からないので、この中で分割で売っていくとか、当該抵抗帯の帯を越えられたらこの抵抗帯が今度は支持帯になるので、ナンピンをしてこの支持帯までで取引を完結出来るようにロット管理をしようなど、分析指標とかは関係なく、如何に戦いを有利に進めるか、すなわち負けない取引をするかという事を考えながらトレードします。 つまりは、FXで勝ち続けるためには二段階の要素が必要で、まずはどこで止まるかなどを分析指標や理論などで導き出せる知識と、当該予測を前提としてどういう立ち回りをすると有利に戦いを進める事が出来るかという技術です。 そして、これらの知識と技術をいつも当たり前のように繰り出せる経験が伴うと最強です。 最近、コンサル生がメキメキ実力を付けてきているなと個人的には感じており、色々な通貨ペアに取り組んでもらっていますが、ほとんど負けなくなってきています。 というのも、1月から約5ヶ月間経過しこの知識と技術に経験が付いてきたからなのだと思います。 将来が1秒先であっても常に分からないはずの相場において、完璧じゃんという立ち回りを繰り返し、コンサル始まって以来1日単位でも負け知らずのコンサル生も何人かいます。 どの通貨ペアであっても、この後上がるか下がるかというのを100%予測する事は不可能なので、FXひいては投資と言うと不確実性が高く極める事は不可能だと思われがちですが、投資を極める事は可能です。 これは、私が負けなくなってきた以前から確信していた事なのですが、こうやってコンサル生とかも同じような結果になってくると、さらに確信度が高まってきました。 投資を極めるというのは資産を増やし続けるという事ですが、これは100%の勝率つまり予測が100%当たるという事を指すのではなく、上述の通り予測はするけれど、それにプラスして立ち回りを上手くする事により、例え予測が外れても損を最小にしたり、ちょいプラスで取引を終えられたりとトータルでは負けない戦いを繰り返せるという事を意味します。 ゆえに、やればやるほど資金が増えるという訳です。 同じ相場を見ていて、同じを事を教えていても勝てる人と負ける人がいるのは予測の精度もありますが、こういう立ち回りの違いもあるのだなと、今回トレード日誌というものを個別コンサル生とは初めてやりとりさせて頂き、同時に複数の方のトレードを拝見する事で私の中でも発見でした。