支払った金額がすぐ費用になる!?

本日は「支払った金額がすぐ費用になるのか?」という事を お話させていただきます。 最近輸入ビジネス者の方から ご質問をいただいた中に 利益計算を勘違いされている方が いらっしゃったので、 ここで、お伝えさせていただきます。 そもそもの話として、 税金はその人(又は会社)が 上げた利益に対してかかります。 利益というのは 単純に表すと、 「収益」-「費用」=「利益」です。 ここで、言う「収益」というのは 売上金額でありその理解はよろしいかと思います。 さて、ここで言う「費用」とは どういう金額を表しているでしょうか? 例えば、 4月の実績が以下のような場合、 利益はいくらになるでしょうか? 4月売上金額:1,000,000円 4月仕入金額: 800,000円 (4月のクレジットカードでの購入金額) ・ ・ ・ ・ 答え:200,000円 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ いえ、違います。 この条件では分からないというのが正解です! それでは、追加の条件を加えます。 4月売上金額:1,000,000円 4月仕入金額: 800,000円 (4月のクレジットカードでの購入金額) 4月初在庫金額:100,000円 4月末在庫金額:200,000円 さて、4月の利益はいくらになるでしょう? ・ ・ ・ ・ ・ 答え:300,000円 {1,000,000-(100,000+800,000-200,000)} これが正解です!! もし、この回答が ”しっくりこない” という方は利益計算を間違えている可能性が あるので、注意して下さい! そして、この利益300,000円に対して 税金がかかってきます。 よって、この利益計算を しっかりするためにも、 確定申告の際には 期首と期末の在庫明細というものを 税理士の方などに提出する必要があるのです! 分かれば簡単な事ですが、 このような会計の考え方を 理解していないと、利益計算を 誤ってしまいます。 そして、自分が儲かっているのか儲かっていないのか 分からない状況に陥ってしまうのです。 こうなってくるとビジネスではなく 趣味に近い感じになってくるので、 ビジネスをするときは是非数字に敏感になりましょう! キャッシュフローに関する考え方なども含め 今後こういった根本的な ビジネスの数字にまつわる お話も随時お伝えさせていただきますね!!