ビジネスで資産1億を築く為に知っておいた方がよい一番税率の低い所得
今日は、「ビジネスで資産1億を築く為に知っておいた方がよい一番税率の低い所得」
というテーマで話したいと思います。
このブログでも何回か話題に出していますが、ビジネスにおいて大きく稼いでも個人の資産となるまでには、ざっくり半分持って行かれます。
例えば所得が4000万円以上だと、所得税率は45%で、住民税率は10%です。
これに、社会保険料も加わるので、各種控除があると言えど確実に半分は徴収されます。
4000万円をビジネスで稼ぐというのはかなりすごいと思いますが、
それでも手取り年収は2000万円ぐらいです。
手取り年収2000万円で、それなりのところに住んでそれなりの車を買って、家族を養って、学費を払ってなどすると、年間500万円は使うとします。
そうすると、貯金は1年間で1500万円です。
この状態を約7年キープ出来れば資産は1億を超えます。
しかし、通常ビジネスで4000万円以上稼ぐというのは、
30代とか40代以上が多いと思うので、
この間に家などを買ったりする人も当然いるわけで、その金額が3000万円だとすると、
資産1億まではさらに2年伸び、約9年かかる事になります。
9年間年収4000万円以上をキープしなければ資産1億には到達しません。
又、手取り年収2000万円だからといって、贅沢な暮らしをして年間1000万円とか使っていたら、資産1億まではその倍の約14年かかります。
ビジネスというのは、月単位でも収益が変動し、1年前と同じ事をやっていても、優位性が失われ、稼ぎが半分になるなどという事はザラです。
よって、今年4000万円稼げたから来年も4000万円稼げる保証は全くない訳です。
さらには、5年以内に倒産する会社が8割と言われている中で年収4000万円が7年も続くかというのは完全に不明です。
よって、ビジネスで資産1億を築くためには2つの方法しかないと思っています。
1つ目は1年だけ突き抜けてその間に1.3億円を稼ぐという事です。
ビジネスをやっている人の個人所得の中で一番税率が低いのは退職所得です。
細かな計算は省きますが約22%です。
*5年以上法人の役員をしている事が必要
それまで年収数百万円でも、
1年だけ何かビジネスが大当たりして、1.3億円稼げれば、それを退職所得として全額払って、自分が会社を辞めれば個人資産として1億築く事は可能です。
1度1億を手にしてしまえば、それを年利5%で運用して、年収500万円は生涯確保されます。
2つ目は、会社の利益ベースで年間1200万円を稼ぎ、それを20年死守する事です。
この場合給与を年間400万円にします。
会社の法人税率は年間800万円までは18%です。
ゆえに656万円年間会社に残る事になります。
ここからは1つ目の例と一緒ですが、これを20年続ければ会社に1.3億円の資金が貯まる事になります。
税制が20年後も変わらないという前提でいけば、退職所得として個人に支払えば個人資産は1億円になります。
年間1200万円の利益とかだったら、何をやっても可能な数値なので、今のビジネスが例え環境が悪くなったとしても鞍替え等をして死守できない数値ではないと思います。
以上、2つがビジネスにおいて、最短と最長の資産1億円への道だと思います。
もちろん、この中間の事例もあり、厳密には消費税があったり、退職所得控除についても、勤続年数が長ければ長いほど高くなるので精緻に計算すると多少誤差はあり思いますが、ざっくりは上記のイメージです。
もし、ビジネスで個人資産1億を築こうと思ったら退職所得というものを頭に入れ、
最短で大きく稼ぐか、息長くコツコツ稼いでいくかのどちらかに舵をきって会社に1.3億円の資金を貯めるという目標を定めましょう。
では、本日は以上です。
またメールします!