水道代は経費計上なるか?

来月からの確定申告に向け、書類を整理されている方も多いと思います。 ビジネスなど副業で収入がある場合のメリットは、 生活コストの一部を事業に関する部分に限って費用(経費)計上出来、 節税出来るところです。 家賃10万円のところに住んでおり、 当該自宅でPCを使って副業をしていれば、 通常3割程度は経費計上出来ます。   つまりは、何もしていないと10万円払って終わりですが、 副業で事業所得などがあれば、3万円程度は費用計上出来、 例えば、税率が30%だとすると、約1万円お特になります。 インターネットの通信費や電気代など、 事業に供する部分は一様に同じです。 よって、必要経費をどんどん計上する事により、 手元に残るお金が増えるので、 確定申告はしっかりやった方が資産構築のためには絶対よいです。 ただし、何でもかんでも経費計上していいわけではなく、 あくまで事業(副業)に関係した部分のみです。 ゆえに、水道代とかは微妙です。 実務的には十把一絡げに入れているケースも多いと思いますが、 電気に比して、水道がビジネスに供する割合というのは微々たるものだからです。 よって、電気代は50%経費計上だが、水道代やガス代などは10%というように、 厳密には、事業に供する部分を適切に案分計算する必要があります。   確定申告をするためには、貸借対照表や損益計算書と言われる財務諸表も 作成する必要が通常ありますが、 これらも、最初は1度自分でしっかり弥生会計などを使って作ってみる事をお勧めします。   というのも、長期投資で株式投資をする場合にもこういった財務諸表を見れないと、 スクリーニングが適切に出来ません。   これまで、物販やったり、短期トレードをやったりと、会計士時代の知識を生かすというのは皆無だったのですが、 ここに来て長期投資に取り組み始めてからは、これらの知識が今大いに生きています。 自分で財務諸表を作る経験をすれば、よりリアルに他社の財務分析などもしっかり出来ると思います。