仮想通貨暴落に見る投資家スタンス
前回記事を書いてから10日間ぐらいあいてしまい、久しぶりの配信となります。
今年は不定期でいかせて頂くと明言させて頂きましたが、さすがにちょっと開きすぎな感じなので、もう少しスパン短く書いていこうと思っています。
この間私は何をしていたかとうと、先週末ぐらいから個別コンサルの対面をやっていて、あっちこっちに行ってコンサル生に会いまくっています。
昨年は仮想通貨の事などあまり教えていなかったのですが、1/3ぐらいの人は何らかのコインを持っており、そういった話題に終始した人もいたぐらいです。
私の考えとして、仮想通貨はあくまで、投資対象物の一つなので、そのスタンスをまずは明確にする必要があると思っています。
つまりは、短期投資のように短期間での売買を繰り返すのか、もしくはその発行母体の企業なりのファンダメンタルズを分析して、長期保有するかどちらかです。
私の中での仮想通貨の位置付けは、発行母体の企業なりのファンダメンタルズを分析して投資する長期投資として仮想通貨は位置付けています。
というのも、1日数十パーセント動く仮想通貨は短期トレードに向いているという意見もありますが、FXでレバレッジを使えばそういった状況は簡単に作り出せます。
ゆえに、市場の歴史が浅い仮想通貨市場で短期トレードをやるよりも、歴史が長く、信頼感があり、慣れているFXで私の場合は短期投資については十分だからです。
そして、昨年前半ぐらいまでは、私の中での長期投資といえば株式投資でしたが、昨年後半ぐらいからは、ここに仮想通貨も加えているといった感じです(すなわち、仮想通貨は私の中では長期投資の位置付けです)。
そのため、短期的な値動きは関係なく、そのコインが目指している世界が実現するまで持つというスタンスです。
よって、一昨日まで仮想通貨が全面的に暴落していましたが、当然一切売る事はなく、保有続行です。
これは、株式を長期投資として保有している感覚と一緒で、例えば食品を売っている会社に投資をしたとします。
昨日売れていた食材は今日も同じように売られているわけです。
しかし、株価というのはそれらの売れ行きとは関係なく、毎日ジグザグ動きます。
つまりは極端に言えば、昨日と今日で売上高、利益が全く一緒でも株価は上がったり、下がったりします。
何が言いたいうと、短期的な株価の動きというのは、投資家の心理で決まり、その会社の売上や利益などから算出される理論価格とはかけ離れた動きになるという事です。
よって、長期投資をやるのであれば、こういった短期的な値動きに振り回されてはダメで、長期的なその企業の成長を追っていく必要があります。
ここに短期投資と長期投資の明確なスタンスの違いがあります。
それゆえ、仮想通貨を短期投資と位置付けるのであれば、今回の仮想通貨の暴落というのは、絶好の利益機会でしたし、長期投資として投資をしているのであれば、その発行母体の成長性に疑義を抱かなければ、値動きなど気にせず保有続行でよいのです。
考えるとすれば、買い増しですが、それも自分がどれぐらいの価格で買って保有しているのかによってもその判断は異なります。
私の場合は保有しているコイン、いずれも自分の建値までくるような暴落ではなかったので、買い増ししようと思うようなタイミングはなく、静観でした。
今回の暴落で右往左往してしまう人は、恐らくこういった投資スタンスがない人だと思います。
そういう人は、日々の値動きに一喜一憂して、ただ宝くじを買っているようなものです。
それだと、投資の実力など向上せず、たまたま勝てる時があっても必然で勝つ事は出来ないので、いつかコツコツドカンをやる可能性もあると考えます。
ゆえに、仮想通貨に限らず、投資をしている人は、自分がどういうスタンスでその銘柄なりコインを保有しているのか今一度明確にしておく事をお勧めします。
というのも、何かのコインが理論価格になるまで、今回のような暴落は後何十回も来る可能性があります。
それ毎にドキドキしたり、中途半端に決済したり、また入ったりなどを行っていればきりがなく、パフォーマンスが下がるばかりだらです。