商品代金以外は期末の在庫金額に含めるの?

こんばんは、福島です(^^) 本日は「商品代金以外は期末の在庫金額に含めるの?」 というお話をさせていただきます。 早速ですが、 昨日の費用の計算方法を覚えていますでしょうか? 以下の条件での利益は300,000円でしたね! {1,000,000-(100,000+800,000-200,000)} 4月売上金額:1,000,000円 4月仕入金額: 800,000円 (4月のクレジットカードでの購入金額) 4月初在庫金額:100,000円 4月末在庫金額:200,000円 と昨日はここまでだったのですが、 読者の方から以下のようなご質問を いただきました。 ———————————- 月初在庫金額と月末在庫金額なのですが、 これは単純に仕入れた時の金額ということで宜しいのでしょうか? それとも転送料や関税、販売手数料などの費用を、 各商品に按分して在庫金額に含める、というような形になるのでしょうか? ———————————- 確かに、昨日はこの辺の細かいところには 触れていなかったので、ここで シェアさせていただきますね! まず、Amazonでの輸入転売を 考えたときにかかる主な費用には 以下のようなものがあるかと思います。 ・商品代金 ・送料(セラー=>転送会社=>代行会社=>FBA納品) ・関税 ・消費税 ・代行手数料 ・販売手数料 そして、法人税法施行令において 「棚卸資産の取得価額は運賃、保険料、関税等を含む」と規定されています。 すなわち、一般的に商品というと「品物の代金」という意味で 使われる事が多いですが、 会計の世界では、 「品物の代金」以外にも運賃や、保険料、関税等を 含んだものを総称して棚卸資産という概念で捉えます。 よって期首/期末の 在庫金額(棚卸資産)に含めるのは ・商品代金 ・送料(セラー=>転送会社=>代行会社=>FBA納品) ・関税 ・代行手数料 となります。 なお、「送料」「関税」「代行手数料」 などの、商品事紐づけられない費用部分については、 売れたものと期末に残っているものとに 最終的には按分計算する事になります! 又、「消費税」については、 最終的には国に納めるものを 仮に払っているだけなので、 棚卸資産とは無関係になります。 そして「販売手数料」については、 売れた商品に対してのみかかって くるものなので、 期首と期末に在庫(棚卸資産)として持っているもの にはかかってきません。 以上、今日は昨日に引き続き 費用の計算方法についてお話させていただきました! この辺の考え方は最初はとっつきにくいかも しれませんが、慣れれば何てことはないので、 そんなに難しく考えなくても大丈夫です!!