期末に残った商品は税務上(会計上)どう考えるの?
こんにちは、福島です(^^)
まず、タックス・コンプリートの先行予約販売の期間が明日で終了です。
当該期間が過ぎると、追加特典が削除されるので、
購入希望の方はお早めに。
詳しくは、「追伸」で。
さて、今日は「期末に残った商品は税務上(会計上)どう考えるの?」
というテーマでお話したいと思います。
というのも、先日以下のようなご質問をいただいたからです。
質問
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> 売れていない在庫については、利益も損失も発生していないので、
> 税金(所得税、住民税、事業税、消費税)はかかってきません。
メルマガ内の上記の文面に関してですが、
たな卸し時の年末在庫金額から昨年の年末在庫金額の差額、
つまりその年に増えた在庫分が利益として合算され、
税金の対象となるように認識していましたが誤りでしょうか?
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上記質問は、昨年末に書いた「年末に在庫があると税金上は不利?」
という記事を受けてのご質問です。
http://ameblo.jp/t-fukushima-kaikeishishi/entry-11424134165.html
質問としてはするどいと思います!
以下、私の回答なので、同様の疑問を持たれていた方は参考にしてみて下さい!
回答
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○○さんの理解は正しいです。
ただし、表現の仕方としては、
「利益として合算される」のではなく、
「費用から控除され、結果的に利益が増える」
という方が正しいです。
どういう事かというと、
以下の事例をご覧下さい。
前提
2011年末の在庫金額
A商品:50,000円
2012年仕入商品金額(合計)
1,000,000円
2012年末の在庫金額
B商品:100,000円
売上:1,100,000円
上記前提の場合、当期の期中の帳簿では以下のような金額が計上されます。
売上:1,100,000円
仕入:1,000,000円
利益:100,000円
しかし、これは誤りで実態を表していません。
というのも、現実は2012年仕入商品金額の内、
B商品は売れていないため、費用としては計上してはいけません。
さらに、当期売り上げたA商品については、
当期の仕入金額を構成していないため、
当期の費用とはなっていません。
以上を勘案すると、正しくは以下のような金額が計上されるべきです。
売上:1,100,000円
仕入:950,000円(50,000円+1,000,000円-100,000円)
利益:150,000円
よって、たな卸し時(2012年末)の年末在庫金額(100,000円)から
昨年の年末(2011年末)在庫金額(50,000円)の差額、
つまりその年に増えた在庫分(50,000円)が費用から控除され、
結果的に利益が増える事になります!
上記一連の説明が難しいなと感じた人は、
2012年末の在庫金額(100,000円)から2011年末の在庫金額(50,000円)を控除した値を
当期の費用(仕入金額)から税務(会計)上はマイナスするという事だけ覚えておいて下さい!
追伸
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