経費をどんどん認めてくれる税理士はよい税理士か?

こんにちは、福島です(^^) 今日は、税理士選びについて私の考えをお話しようと思います。 というのも、最近はビジネスが大きくなってきて、税務の外注化または、 税理士の変更を考えている方からの問い合わせが多いからです。 その税理士選びの要素の1つとして、 「経費をどれだけ認めてくれるか」という点があると思います。 そもそも、税務上経費に認められるかどうかは、 その費用がビジネスに関係しているものかどうかです。 そのため、その解釈には千差万別あり、 白、黒はっきり言えないグレーなものがもの凄くあります。 黒のものを入れてしまう税理士というのは論外ですが、 グレーの部分についてどれだけ経費計上を認めてくれるかというのは その税理士によって違います。 ただし、ここで間違えてはならないのが、 自分の税理士が認めてくれた経費が、 必ずしも、税務調査で認められる経費かというのは また別問題という事です。 そして、グレーの部分を税理士が認めてくれたから経費計上したとしても、 税務調査で否認されて、追加の税金を払う責任を負うのはあくまで自分です。 しかし、人間の心理として、そういう場合にはどうしても 大丈夫だと言った税理士を責めたい気持ちもあるでしょう。 そのため、昨今ではこういうケースでの訴訟問題も多く、 経費は白のものしか認めないというポリシーで 運営している税理士事務所も多いです。 こうなってくると、判断に困らないので、 クリエイティブな作業も少なくなり、 コストを抑えて、サービスを提供でき、 コスト重視のお客にとっては、一見いいように見えます。 しかし、こういうスタンスの専門家に頼んだ場合には、 9割方大丈夫な経費についても、 一切経費計上してくれないので、 却って節税効果が薄れて、トータルで出て行くコストが多くなりがちです。 そのため、私がお勧めする税理士は、 グレーの経費について、 しっかり自分が納得いくまで、 リスクを説明してくれて、 その判断を一緒に考えてくれる税理士です。 別の言い方をすれば、 判断を十把一絡げでするのではなく、 個々人の状況や、背景を勘案して、 柔軟な対応をしてくれる税理士です。 よって、税務の外注化をするときには、 必ずその外注をお願いする税理士と 面談して、その辺を具体的に聞いてみとく事を お勧めします。 その際に、話しにくいなと思ったら その後も関係は築きずらいので、 「話しやすさ」というの考慮して 選ぶとよいと思います! 税理士の外注化を考えている人は是非参考にしてみて下さい!

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