一昨日、久々にJリーグを見に行きました。
対戦カードはFC東京vs清水エスパルスです。
地元が静岡なので、基本的にはエスパルスファンなのですが、
メッシが好きだからバルサの試合も見ますし、ネイマールやムバッペ(エムバペ)も見ていて面白いのでパリサンジャルマンの試合も見ますし、クリスチャーノロナウドが入ったユベントスの試合もたまに見ます。
というように、基本的に私の観戦スタイルは見たい選手がいるので、そのチームの試合を見るという感じです。
そういった私のスタイルの観戦チームに最近FC東京も加わってきているのですが、それは17歳の久保建英選手(以下、久保君)がいるからです。
17歳でプロのトップチームで試合に出るだけでもすごいのですが、この久保君が注目されているのは、小4〜中1までメッシがいるFCバルセロナの下部組織に所属し、その年代での大会得点王/MVPなどを獲得するなどその世代の中でも群を抜いた経歴を持っている事です。
というか、これまでの日本人にない道を辿ってきており、小学生の頃からずっと注目されてきた選手で、将来的にメッシやネイマール、イニエスタのような世界のトップフットボーラーになるのではという期待を抱かせるような選手なため、今日本中のサッカーファンが注目しているという訳です。
実際に見て思ったのが、ボールを持った時の技術が注目されがちですが、ボールを持っていない時の動き方とタイミングがメチャクチャ上手いなとという事です。
サッカーは11人でやるチームスポーツなので、1人がどれだけ上手くても勝てません。
さらには、相手も11人いるスポーツなので、自分のタイミングではなく、相手や味方のタイミングを見ながら90分間プレーする必要があります。
ボールを持った時に高い技術を見せる選手はこれまで日本にもたくさんいましたが、ボールを持っていない時に上手く動けなれければその技術の半分も実は出す事ができません。
(そもそもボールが来なかったり、来てもすぐに相手のプレッシャーにあったりなど)
日本の中で技術が高いと評価され、海外に行った選手が活躍出来ない例としてこのオフザボール(ボールを持っていない時)の動きが良くないという事が多々あります。
日本の場合、プロになるような選手は通常、小学生、中学生、高校と自分が一番上手いというような状況でプロになる事が多く、何も考えなくても常に自分にボールが回ってきたり、多少タイミングが悪くても身体能力などでカバー出来るため、このオフザボールの動きが中々身につかない環境にあると思っています。
この点、久保君は小学生という早い段階から、海外に渡り、世界中のその年代のトップが
集まるようなチームでプレーしたという事は大きいのかなと思います。
バルセロナはトップチームから下部組織まで一貫した戦術やプレースタイルを教え込むという事で有名ですが、バルセロナというチームはこのオフザボールの動きを世界的にも最も重要視しているチームだと個人的には思っており、このチームにいた事でオフザボールの動きが自然と身についているのかなと思いました。
これまで若くてしプロになり、将来を期待された天才達は何人もおり、その歴代の選手と比べ、劣っているという評価を下される事もありますが、個人的にはこのオフザボールの動きが既にJリーグのレベルを超えているので、やはり歴代の選手と比べても一番ではないかと思っています。
なので、来年辺り早々に海外のチームに行ってしまい、中々見れなくなるのではと思ったため早めに見に行ってきたという訳です。
と、ここまでサッカー観戦記となってしまいましたが、やはり何事にもトップ(一流)になるための必要要件があると思っており、サッカーの場合にはボールを持っている時だけでなく、ボールを持っていない時にどれだけ質の高い動きを出来るかです。
こういうのを色々経験した後に理解する事は出来ますが、17歳という早い段階で理解するには、環境もそうですが、理論的に考える力も必要です。
サッカーなどの身体的なレベルが影響するものは寿命がありますが、ビジネスやトレードなど頭を使う分野は何歳になっても、挑戦し続ける事は可能です。
*脳科学的には脳は使えば使うほど老いる事なく成長するのだそうです
ゆえに、収益など成長への伸び悩みを感じたら、同じ事を続けているだけではダメで、一旦立ち止まり、今何の要素が足りていないから伸び悩んでいるのかを考え、その要素を伸ばす事を考える事が賢明だと改めて思いました。
思い返すと、私が公認会計士の勉強をしていた頃、勉強量は同じでも自分流で勉強していた頃は中々成績が伸びず試験も受からなかったのですが、合格した人の体験記を見て合格した人の受験勉強方法の共通点を見つけ、それに沿って勉強したらみるみる実力が付き、合格も出来たという経験があり、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言が身に染みたという記憶があります。
経験をしないと分からない事もありますが、事前にその物事の歴史(成功例)などを徹底的に頭の中に入れてやる事を決めるというのは、成長速度に大いに寄与すると考える次第です。
この飛田給には大学時代、高校の時の友人が住んでいて遊びにった思い出があり非常に懐かしかったです。