投資において資金を減らしたり、なくしたりする最も大きな要因
株とかFXなど投資において、資金を減らしたり、なくしたりという話を聞いた事がある人も多いと思います。
個人的にこれらの事象における最も大きな要因は、自分の思考/行動の判断スピードが、その投資対象物と合っていないという事があると考えています。
例えば、株でもFXでも何かを買って、その銘柄なり通貨が右肩上がりに直線的に上がるなんて事はありえません。
上がるにしても、必ず押し目という下落調整の場面を挟みながら上昇していきます。
もしくは、横ばいといって、上がりも下がりもしない時間が長時間続く事もあります。
これらは、全て相場のリズムのようなもので、待つ必要があります。
しかし、リアルな世界では1分1秒単位で様々な事が起きたり、自分の気分も変わったりするので、この相場のリズムに自分の考え方や気持ちを合わせて待つという行為が中々出来ないので、無駄に資金を減らしたり、なくしたりする事になるのだと考えます。
そして、この待てない要因をもっと分析していくと、確信力と、金額の大きさに分解出来ると思っています。
金額が大きすぎると、1分1秒の値動きで損益が変動する事に動揺します。
また、その投資対象物に対する確信が持てないと、自分の思った方向と少し違う方向へいっただけでも動揺して待てなくなります。
例えばドル円が1日で2円動くことなんてほぼありません。
過去チャートを全部遡ってこれを自分で理解できれば、ドル円が大きく動いた時に逆張りする事に対する確信が一つ持てます。
下がっている時には、どこまでも下がるような感覚を感情で持ってしまいがちですが、過去の歴史を振り返ればそんな事はないのです。
さらに、そうはいっても2円以上動いたらどうするかという事も考える必要がありますが、それは投資においては、異常相場で自分の想定が通用しないという事で損切りすればいいだけです。
異常相場なので、滅多に起こる事はなく、トータルの利益ではドル円が1日で2円動くことなんてないという確信力に基づいて日々逆張りしていった方が確実に儲かります。
さらには、当該損切りも全体資金の何%までなどのルールをしっかり決めていれば致命傷になる事はありえません。
株であれば、現物投資をすればその会社が倒産でもしない限り、価値がゼロになる事はなく、一時的なマクロ経済の影響でどんなに下がったとしても、個別銘柄の業績やビジネスモデルがよければ、いつかは利益となって報われる可能性の方が高いです。
こういったように、投資においては、確信力と資金量を調整して、相場の動きに合わせて待つ必要があります。
投資において資金を減らしたり、なくしたりするのはこの「待てない」という事が最大の要因だと思うので、投資をやっている人は是非この辺を意識してやってみる事をお勧めします。