FXアービトラージの稼ぎ方

今日は、FXアービトラージの稼ぎ方の肝についてお話したいと思います。

以前、このメルマガで「相場は1分先も分からない」という事と

「何かしらの材料で急騰、急落がある」という事が相場不変の要素としてあるという事をお伝えしました。


実は、もう一つ不変の要素があります。

それは、「相関関係」です。


つまり、ある指標が上がったら、相関関係のある別の指標も上がるといった関係です。

もちろん、逆相関の関係の指標同士もあるので注意する必要があるのですが、

FXアービトラージでは順相関の関係を使って稼ぐというのが肝となります。



一つ順相関の例を上げると日経平均とドル円です。

日本は輸出企業が多いので、円安になると儲かる企業が多くなるので日経平均も上がります。


これは、アベノミクスで円安になり株価も上がったというようなニュースをやったりしているので、投資をした事がない人も何となくイメージ出来るかと思います。



日経平均とドル円には順相関の関係があるというのはトレーダーにとっては周知の事実で、

知らない人はいないというレベルの話です。

ただ、一般的な使い方としては遅効、先行指標として用います。

少し難しい表現ですが、簡単に言うと、順相関の関係があるので、

ドル円が上がる(円安に動く)とそれに追随して、日経も上がるので、

ドル円が上がったら、日経に買いを入れれば儲かるという使い方です。


デイトレーダーの中ではこのやり方で稼いでいる人も多いと思います。

私もこの技を使ったりしてデイトレをやったりもしますが、これには1つ欠点があります。


それは、どのタイミングで追随して上がるかは不明であるため、追随する前に、

先行指標のはずのドル円が急落などした場合には、買いで入った日経は結局は損をする事になります。

又、ドル円が先行だと思っていたら実は日経の方が先行だったという事もあり得ます。


上述の通り、1分先は分からず、急騰急落はいつどのタイミングで来てもおかしくないので、

この相場の不変の原理が順相関を使った方張りの限界となります。



そこで、このFXアービトラージでは上記の方張りの限界を克服するため両建てにしてしまうというのが肝となります。

つまりは、急騰、急落がいつ来るかは分かりませんが、

相関関係がある事は不変なので、ドル円が上がって日経が未だ上がっていない時に、

日経に買いを入れると共に、ドル円に売りを入れます。

つまりは、本来一緒に動くはずの指標が一緒に動かない時(ゆがみ)を見つけて、両建てします。

そうすると、そこからドル円が急騰しても、急落しても日経がどこかしらのタイミングで必ず追随していくので利益を取れるというわけです。


文章で書くと少し難しく感じたかもしれないのですが、

明日はこれを動画で説明させて頂きたいと思います。

やる事は単純だときっと理解出来ると思います。

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