世界のマネー循環
こんにちは、福島です。
今日は「世界のマネー循環」というテーマで話したいと思います。
私は日本株式への投資以外に、海外の証券会社を使って、FXもやっています。
これは、より稼ぎたいというのもあるのですが、マネーは世界を巡っており、
世界的にリスクオンになれば株価は上昇しますが、
リスクオフムードになると、安全資産と言われる円が買われ円高になり、
円安により恩恵を受ける企業が多い日本の株は下がります。
すなわち、円安になれば株価は上昇し、円高になれば株価は下落するという
強い相関関係が株価と為替の間にはあります。
よって、FXをやる事により常に為替の動きを読む事になり、
それに連動する日本株の動きも読みやすいというわけです。
それと同様に、大局を見るといえば、昨年8月にチャイナショックと言って、
中国の成長率鈍化が顕在化し、上海総合指数という中国を代表する
株価指数が大暴落しました。
それに伴い、世界同時株安が進行しました。
このように、世界のどこかで暴落が発生すると、それが巡り巡って世界の
株式市場に派生するという流れが金融市場にはあります。
つまり、暴落が来た初動で乗る為には世界の代表的な市場を監視する事が有効だったりします。
よって、最近は世界中の指標の中で影響の大きそうなものを一応見るようにしています。
NYダウ
英FTSETM100指数
仏CAC40指数
独DAX30指数
香港ハンセン指数
上海総合指数
日経平均
その中で、分かった事は上記のような代表的な指数は遅い、早いはありますが、
皆、同じような動きをしている事が多いという事です。
上記指標の中では、現在はアメリカと英国が強くその後にフランス、ドイツが遅効して
動いており、次いで日本/香港、最後に上海という順番で動いています。
よって、何か事件がない限り日本の株は先頭集団を追ってしばらく上がっていく
という推測を立てる事が出来ます。
で、これら世界中の株価の上昇を下支えしているのでが、
今は原油(WTI原油先物)の上昇です。
さらには、株式にマネーが流れるという事は、どこかのマネーが引いているという事で、
それが、Goldなどのコモディティや長期国債先物などの債券です。
株価が上昇すると金(コモディティ)や債券などいわゆる安全資産といわれている商品の指数は下がります。
というように、マネーは世界を巡っており、
このマネーの流れが様々な指標を見ていると何となく分かるのでこれまた面白いです。
そして、現在は世界中で大規模な金融緩和が行われており、過去に類をみないほど市場にマネーが出回っています。
この大量のマネーが動いたところにしっかり乗っていくと莫大な資産を築けるのだなと相場を見ながら考えたりしています。
そして、相場の動きはどんな指標であろうと、共通しているので、
眺めているとこれは買いでしょうというポイントに出くわします。
そういうときは、少額の資金で試しに買ってみたりしています。
ちなみに、昨日は英国FTSE100が一目均衡表の3役好転でトレンド的にも押し目を刻んだので、小額その先物を買ってみました。
*分からない人は意味不明だと思うので無視して下さい。
*又、推奨銘柄などではないのでご注意下さい。
何も知識がないと、日本で知っている銘柄を買う事に比べ、
遠く放れた海外のしかも先物を買うなどリスク極まりないと感じてしまうかもしれませんが、
テクニカル投資は世界共通なので、誰もが知っているトヨタやソフトバンクを買うのと、
海外の先物を買うのには何ら違いはないのです。
要は、世界中の相場から上がる(もしくは下がる)確率がより高いものに投資をして、
損小利大を貫けば勝手にお金は増えていくのです。
少し話はそれましたが、
今日言いたかった事は、世界の中でマネーが循環しているので、
日本の企業がいくら頑張っても(業績が良くても)、世界でリスクオフムードが高まれば、
日本の株も暴落するという事です。
よって、馴染みの企業の業績ばかりを気にして投資をしていてもダメなのです。
そして、世界中の株価指数を眺めているとどうしても今はリーマンショックの時のような動きに似ているので、直近はリスクオンムードで世界的に株価は上昇していきそうですが、
「リーマン破綻」みたいな世界中に激震を走らせるような事件が起きたら要注意だと思っています。
では、本日は以上です。
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